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音楽制作

 音楽の制作環境ってどんな感じですか?というご質問にお答え。

 私の制作スタイルはローランドのFantomX7というシンセサイザーのみでほぼ全て作成しています。このシンセサイザーは曲作りの様々な機能を詰め込んだ「ワークステーションシンセサイザー」で、これとヘッドフォンがあれば基本どんな曲作りでもできるシンセサイザーです。

 今の環境はこれにミキサーを繋げてPC環境でマスタリングという流れで、割とシンプルな構成で作っています。今主流の制作環境よりかなり時代遅れですね。マスタリングに使っているPCもソフトもなんとVista環境で、時代遅れもはなはだしく感じていますが…

 慣れてしまうと…ね?

 これの他に機材と言えばボーカル録音用のボイスエフェクター内臓のミキサーくらいで、他のものは数年前に処分してしまいました。エフェクターもFantomとPCのものがあれば必要無くなったので、今もどこかの誰かが使っているでしょうか?

 作曲し始めた頃はPC音源のMMLという言語で書いて作り始めたのが最初で、これとキーボードを4トラックのミキサーにつないでカセットテープで録音してました。何度も録音し直してテープがビロビロになってしまったのが懐かしいです。

 EDMと言うかテクノ系コンポーザーとしてはおそらく私は珍しいタイプで、実際に演奏しながら作っていくスタイルです。それも最初の頃の作り方に慣れてしまった結果なのですが、ドラムマシンと言うリズム用の機械が買えなかった私はMMLでビートを作り、生打ちでキーボードで演奏して何度もミキサーで重ねて完成!とそのやり方が今でも染み付いています。
 なのでやたらと音を重ねてしまう悪癖がついてしまいましたとさ。

 シンセサイザーが手に入ってからはそんな作り方も大きく変化しました。当時、映画Seven Day War と小室哲哉に憧れて買ったEOS B700が衝撃的で、何曲も何曲もこれで作りました。そしてシンセサイザーを何台も並べるスタイルに憧れて廉価版だったFantomXaを購入、するとFantom環境の凄さに驚いてフルスペックのX7が欲しくなり、30過ぎてようやく手に入れて今の環境に落ち着きました。

 そうして作ってきた曲たちが、今自分の仕事に役立つとは…

 そんなFantomX7が今の相棒なのですが、今探しているものがあります。Fantomシリーズはエキスパンションボードと言う音源追加基盤が売られていたのですが、そのうちSRX-05の新品か完動品が欲しいのです。がこれは20年近くも前のもので、当時高かったのでいつか買おうと思っていたのですが…気がついたら手に入らない可能性が…
 多分いまのうちなら見つかるかも?とは思いますが、新品はさすがにもう無いのか見つけられません。もう無いでしょうかね?

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