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GRブログ

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GRskilifeのブログマガジンです。GRやイベント、スキーボード(ファンスキー)などにまつわる話題が中心です。
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#ワックス

白くなった板も直すことができます!【チューンナップ】

 スキーボードに限らずスキーって、使っていくと白くかすれてきますよね。  これは雪との摩擦で滑走可能が削れている状態です。雪なんて摩擦無いじゃん?って思いますが、結構板にダメージを与えるんですよ。  これの対策はワックスか、固い滑走面素材を使う方法です。が、ワックスはめんどくさいし難しそうだし、固い滑走可能というのもよくわからないし。 そう言うときはメンテナンスにお預け下さい!結構直るものなんですよ! この板。このご案内のためにシーズン中我慢してワックスの塗り足しだけ

【リキッドでも驚き】ワックス塗ったときの滑走面の電子顕微鏡画像【リキッドブースター】

今回ハヤシワックス様から貴重な画像をご提供いただきました! こちらの画像はスキーの滑走面の電子顕微鏡写真で、こういった画像を見たことある方は希れかと思います。 今回の写真はそれぞれ (1)何も塗られていない新品の滑走面 (2)固形ワックスを一回アイロンで塗った滑走面 (3)リキッドワックスだけを一回塗った滑走面 (4)リキッドプライマー(リキッドブースター)を生塗りした後にリキッドワックスを塗った滑走面  これらのそれぞれの画像です。ではまず(1)の画像から。※無断転載

カーボンスクレーパーの特長と研ぎ方【研ぎ間違うと勿体ないことに…(ノД`)】

昨年ぐらいからスキーチューンナップやワックスを行う方に注目のカーボンスクレーパー。作業性が高く、特に何度もワックスを行う場合にとても便利です。 GRでもお馴染みハヤシワックスさんでも今季より登場しています。GRオンラインショップで販売予定…でしたが、YUKIGOIで全て売れてしまったのでしばらく取り扱いがありません! カーボンスクレーパーの何が良いのか。楽なんです。今までスクレーパーは使う度にしっかり角出しして使わないと楽に削れず、そこそこ力も必要ですが、カーボンスクレ

春雪に負けないで滑るには?

 ワックスです!そしてクリーニングです!  春の雪で滑らなくなる原因の多くは汚れとワックス。前にもご案内していますが、クリーニングだけでもかなり滑走性能は回復しますので、ぜひこれらをご参考に頂ければと思います。  因みに更新情報として持ち歩き用のリムーバーの入れ物。あれ、キャンプ用小分けの液体ボトルがかなり使えます。スプレーではすぐに使えなくなる、壊れるなどの事があったので継続して色々試していますが、小分けボトルはかなりよさそうです。スプレーのように吹き付けて使えませんが

スキーとスキーボードとスキーワックス(その4 動画で見るクリーニングワックスとリキッドワックスのやり方)

この記事は連載です。 ↑前回まではこちらから  少し連載に間が空いてしまいましたが、続きになります。文章で解説を考えていましたが・・・「これ、動画じゃ無いとわからないよなぁ」・・・ということで、動画を作成しました。  いかがでしょうか。イメージは出来ました?  動画は20分もの大作になってしまったのでご飯でも食べながらご覧頂ければと思いますが、できるだけ丁寧に解説できたと思います。  また、動画に出てくるNF-00ですが、マジで使いやすいのでおすすめです。滑走面が溶け

スキーとスキーボードとスキーワックス(その1 溶けるワックスと溶かすアイロン)

最近、ワックスの話を見かける事が多いのでチューナー目線でのお話です。 ワックスって、車で言えばエンジンオイル、人間なら炭水化物ってくらい大事なものです。それぞれ無くてもなんとかなりそうですが、無ければいずれ大変な事になります。 スキーの滑走面には『ポリエチレン(PE)』が使われています。結構身近なプラスチックで、バケツとか袋とかによく使われます。頑丈で温度変化に強く、特に氷点下でも性質が変化しないのが特徴です。 他にもプラスチック素材はたくさんありますが、PEほ

春のスキーワックス

いやぁ、春ですね。この週末は来週に大きなイベントが続くのでワックスメンテナンスに勤しんでおります。 はい、春に向けて試乗会で気持ちよく滑ってもらうためにワックスチェンジです。基本的には製品状態のままで試してもらうのがモットーのGRのスキーボードですが、春の溶けた雪にはさすがに手を入れます。 と言ってもクリーニングと、春向けのリキッドベース「NF-03LQD」と「ARL」です。普段は仕上げに「NF-02LQD」を使っていますが、それが一段固くなります。  え?NF-03っ

そろそろワックス必要な時期ですよ?【ARLリキッド】

 大寒も過ぎ寒さもいよいよ佳境!といったところですが、みなさん、そろそろワックスが必要な時期に入りますよ!  上記で一通りご紹介していますが、近年ではリキッドワックスが非常に進化して使いやすくなっています。どれくらい使いやすいかと言うと、一般ならホットワックスが必要ないんじゃない?と思うくらいです。  ここで先に説明。ワックスはパラフィン、つまりローソクのようなものです。これをスキーの滑走面に塗るとあら不思議、板はものすごく滑るようになり、板も痛みにくくなります。ただこの

滑走面とワックスの話

 GRではついに来シーズンモデルのSaltoroからシンタードベースを採用しました。これまではエクストリューデッドベースでしたが、ちょっと本格的なスキーにも使われるような滑走面がシンタード。ここで簡単にエクストリューデッド(EXT)とシンタードの違いをご案内します。  EXTとシンタードは何が違うかというと製法です。どちらもポリエチレンが素材に選ばれますが、作り方が違っていて、EXTをポリエチレンを溶かしてフィルム状に伸ばして整形したもので、シンタードは溶かしたポリエチレン

早期予約特典のワックスの限定分の残りについて

 こちらの動画でもご案内させて頂いております早期予約ですが、先着20名にハヤシワックス様の限定販売ワックス「ARLリキッド」を進呈させて頂く件について… …残り5名分になりました。限定のものなのでたくさんご用意できず申し訳ありませんが、あと5名でそれ以降はハヤシワックス様のNF-02リキッドに代えて進呈させて頂きます(こちらは数に限りはありません)  気になる方、検討中の方はお早めに!  そもそもリキッドワックスってなんぞや?という方には動画をご用意しております。  情

ワックスの硬さ、柔らかさ

 今日も前回の続きです ワックスと滑走面の密な関係|GR ski life @GRskilife #note https://note.com/grski/n/n98fe3979a241 リンクが反応しないかたは=>こちら  ワックスには適正温度があり、その温度にあわせて使うのが一般的です。競技で使用しない限りこの温度は気温を目安にして、ワックスに書かれている温度帯に気温が適する硬さのワックスを選びます。 この場合は気温が0℃から10℃のゲレンデに適している事になりま

ワックスと滑走面の密な関係

 前回のブログの続きになります。先にご覧ください ワックスは染み込むものなの?|GR ski life @GRskilife #note https://note.com/grski/n/n08d1bb5d2c90 リンクが反応しないかたは=>こちら  さて、ワックスの事について「生塗りワックス」というものの話で一旦区切っていましたが、今日はそこから話を進めていきましょう。  生塗りワックスは固形などのワックスを塗るだけというとても簡単な方法で使うワックスです。アイロ

ワックスは染み込むものなの?

 ディープで不可解な世界へようこそ。スキーワックスのお時間です。  スキーが滑る為には必要なワックス。これまでワックスはたくさんの人をその蟻地獄に誘い、答えのない世界を見せつけてきました…。  と書くととても難しそうなものですが、実際はずいぶんと簡単になってきています。高性能ワックスが普及して誰でも簡単にワックスができる時代、ともすれば子供にだって失敗無くできるくらいです。  ワックスはパラフィンでてきています。パラフィンはその原料が石油で、医療や食用に用いられるものもあ

春のワックスのコツ

 まだまだスキーシーズンを諦めきれない皆様。春は板が走らなくて大変ですよね。  前にもお伝えしましたが、ここで改めて春のワックスのコツを解説したいとおもいます。 板は出来るだけ汚れを除去する  ワックスの前のクリーニングが結構大事です。春は細かいゴミや汚れが板にまとわり付くので、クリーニングしないと全然板が走りません。  洗ったり濡れ布巾できれいにするのも必要ですが、可能ならクリーニングワックスやリムーバーを使いましょう。  持っていればブロンズブラシを使うのも効果