『白い世界が続く限り』 第十三話【目が醒めるとゲレンデだった】
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第十三話
起きたらなんかもうみんな支度してた。
「おはーっす。」
車のドアを少し開けてとりあえず挨拶すると、知ってる面々が挨拶してくれた。
あ、一人新人がいるな。違うわ、いつみちゃんか。ウェアが変わってて一瞬判らなかった。
「みつまる、まだ寝ててもいいぞ~」
事情を知ってるナックさんが気を使ってくれる。仕事納めで仕事残す訳にいかなかったから昨日は大忙しだったもんな、ウチ。工業団地に会社を構えてるお陰でいつも忙しいけど、この時期はやたらと仕事多いから