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どういう顧問弁護士に注意したほうがいい?【中野弁護士に質問】

質問者:
中野弁護士、ちょっと質問をさせてください。

中野:
はい。

質問者:
顧問弁護士を依頼したいというときにこういう顧問弁護士には注意した方がよいという点はあるのでしょうか?

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結論をズバッと言わない弁護士

中野:
そうですね。
「今、顧問弁護士をつけているけど少し不満がある」という話はよくききます。セカンド・オピニオン的に弊所に相談に来られる方もいますが、多いのは「結論を出してくれない」というものです。
法律的に「こういう可能性がありますよ」ということは言ってくれるけれども、はっきりしないところがあるようです。
はっきりと「こうしましょう」「こういうふうにした方がよいですよ」と言わない弁護士や法律的に難しい場合には「逆にこうしましょう」という提案をしない弁護士では、正直なところ顧問弁護士を雇っている意味がないと思います。
顧問弁護士のメリットは、継続的に取引をすることによってその会社のことをよく知っているというところにあります。
だからこそ「この状況ならこうしましょう!」と言えることが外部の弁護士やスポットの弁護士にはない強みだと思うので、それができない弁護士はやめた方がよいと思います。

揉めた時に頼りにならない

また、「紛争が起こったときに弁護士が頼りにならない、戦ってくれない」という話もよく耳にします。
顧問弁護士は毎月課金するサブスク型のようなものなので、あまり紛争が起こって欲しくないというところがあるのかもしれません。
さらに紛争が起こったときにも正直なところ「面倒くさいな」「丸く収めたいな」という気持ちがあり、「これはちょっと難しいですね」「この辺で和解しましょう」と言ってしまいがちな、そういった動機が働きやすい部分もあるかと思います。
しかし、それであれば顧問弁護士の必要がなく、毎月料金を払わなくてもよいのではないかと私は思います。
もちろん、勝手に解雇してしまったなどの完全に負けだと思われる場合や法律違反をしている場合は戦えないかもしれません。
しかし、その場合でも「なるべく金額を安くしましょう」「これは払う必要がないですよ」、こちらが悪いにしても「500万円の請求はおかしい、50万円くらいですよ」などと会社の損害を減らし、会社が有利になるように働きかけてくれているかどうかが非常に大事だと思います。

自社のためを思ってくれる顧問弁護士を探そう!

総じて言えることとしては、きちんと依頼人のために動いてくれているかが重要になります。
顧問弁護士に対して少しでも疑問を感じた場合には、ほかの弁護士にセカンド・オピニオン的に相談してみることも非常に重要です。

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