思考力向上委員会 フェルミ推定⑬ 花火の市場規模
今年は3回、長岡の花火大会、伊豆諸島の大島の花火大会、長瀞の花火大会に参加しました。
よくよく考えると、どのくらい花火の市場が動いているの気になってきましてので、考えてみることにします。
基本的な計算式を下記と想定します。今回、打ち上げ花火を想定するので、手元でやる花火は想定しないものとします。
花火の市場規模=年間で打ち上げられる弾数×1玉辺りの金額=①花火が打ち上げられるイベントの数×②1イベントあたりの平均打ち上げ玉数×③1玉あたりの金額
①花火が打ち上げられるイベントの数
ここが今回1番の鬼門かもしれない。全国津々浦々、花火が必要とされるイベントは沢山ある。
大きく花火大会とその他のイベントで別れると思われますが、基本的に花火大会が9割ほどでは無いかなと想定します。
では、花火大会がどの程度行われているのか。
例えば東京の花火大会でも知る限り、5つほどやっている印象です。各都道府県ごとに最低でも1〜2つは花火大会をしていると思われます。
なので、ここは計算簡略化をしつつ、
およそ50×4=200イベントは最低でもあるでしょう。
②1イベントあたりの平均打ち上げ玉数
ここもまた鬼門かもしれないですね。ロングテールの構造な気がするので、200イベントあるうちの上位十数パーセントで弾数の5〜6割は牛耳っていそうな感覚です。なので、ここでは上位10%の花火が弾数の5割を占めているとしましょう。
規模の大きな花火大会で数万発〜、規模が小さい花火大会となると数千発くらすだと思われます。
③1玉あたりの金額
人たまあたりの金額も算定しづらいですが、
玉の体積(半径は想定)から、例えば水の体積あたりのキログラム数を想定して、その何割かの重さと置き、そのキログラムあたりの火薬の金額が原価だとし、原価率を50%としたら計算が出来そうですね。。
ただ、ざっくり5kgくらいじゃないかなと。
1キロあたり1万円として、5万円。なので製品単価は1玉10万円とします。
※本来は玉の種類も加味されそうですが
上記を踏まえて計算すると、
20(上位10%の花火大会数)×5万発×2(下位80%含める)/0.9(イベントも含める)×100000=約2200億
確かに市場規模としては妥当そうかも知れません。
仮に、ここからかりに1社あたりの売上を伸ばす施策を考えるとした時には、花火大会数には限界がありそうですが、海外などでまだまだ市場を広げていくことがインパクトとしては大きそうですし、日本市場内では基本的にシェアダッシュの争いになると思われるので、昔からのビジネスで利権が絡んだりもするので凄くややこしそうです。
市場を広げに行く動きを業界リーダーがやるべきだとすると、やはりガバッと海外の市場取りに行きたいな。
とはいえ今できていない理由もありそうで、法律などの制約条件もありそうです。
とはいえ日本の花火は売れると思う、そこを広げていけたらいいなと。