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思考力向上委員会⑭ フェルミ推定・ケース問題

最近、初めてフェスというものに行きました。
サマソニ、ものすごく良かったんですが、人の密集度、熱気、風のなさ、太陽の暑さにより少し命の危機を感じました。

さて、このサマソニも2000年から始めているとの事で今年で24回目。

さらに売上を増やすためにはどうすべきか、フェルミ推定とともに考えてみたいと思います。

売上向上のドライバーを検討するにあたり、ユーザーサイドから算出するのが良さそうなので、
サマソニの売上≒日本人口×サマソニ認知率×サマソニ申し込み率(≒サマソニに行く人の割合とします)×1人あたりの支払い単価
としましょう。

簡単なセグメンテーションとして、本来は年齢、エリアで申し込み率が変わる気がしますが、ざっくり計算してみます。

日本人口 約1.2億人
サマソニ認知率 20%
申し込み率 0.1%
1人あたりの支払い単価 約1.5万円(チケット+食費やグッズなど)

計算すると
2.4万人×1.5万円≒3.6億円
感覚的にはもうちっと人がいた気がしますので、十数万人の動員数だったのでは無いでしょうか。

さて、考え方。
基本的にはこの申し込み率が重要。
ただ、そもそも申し込み率は上限がある。
①会場のキャパシティ
オンライン配信なども考えるとショットで売上をあげるよちはありそう。
②商圏の近さ
サマソニは関東近辺のイベント?という認識。なので、エリアによってそもそも行動範囲が限られ、近場の人の比率が多くなるはず。

この前提を踏まえた時、さらに人を増やすアプローチより単価をあげるアプローチが先ず優先度として上げられるか。

チケット代はマストで、飲み物代もほとんどマスト。食べ物はそんなことも無いが、ほぼマストだろう。グッズ販売などの単価アップの施策は既に試されていそうである。
その中でも1番論点になりそうなのは、インパクトが大きい(全員購入するため)チケット自体の値段を上げてしまう(高い方を買ってもらう)、ということだろう。

いかにして単価を上げてもらうか?
いいなと思ったのは、高いチケット代を払うと涼むスペースに入れること。本当にあそこの暑さは尋常じゃないため救護室以外でお金をさらに取れるようにしたらいいと思う。

恒常的に入れるチケットで5000円追加と、都度払いで1000円〜2000円程度に設定すれば、1%の人が240×20000円≒480万円、10%の人が利用して2400人×1000円≒240万円
全体のインパクトからすると小粒ではあるが今の原価体制をほぼ変えずに作れる売上だろう。
ただ思ったよりインパクトが小さいので、数万円単位で売り上げを増やせるものが作れたら良さそうである。

また、今回触れなかったが、人数を増やす方法として、チケットのオンライン小口販売なども需要があるだろう。

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