子育てにゲームは良いもの?悪いもの?

「ゲームは子育てにおいて良くないものである。」
 そう思っている保護者の方はきっと多いでしょう。
 それは正しくとも、間違っているとも言えます。「ゲーム」と一口に言っても様々ですから。

 ゲームが楽しいのは何故?と考えると、理由はいくつかあります。デジタルだろうがアナログだろうが全てのゲームに共通して言える1番の理由は、「達成感を味わえる」というものです。

ババ抜きをする、自分が1番最初に手札が無くなった!やったー!
テレビゲーム、この敵を倒すと次に進めるぞ…倒した!やったー!

どちらも一緒で、そのゲームの目的を達成することで達成感を味わえるのが楽しく、子どもが何度もやりたくなる理由です。
その達成感というものは決して悪いものではありません。なぜなら、その達成感を得るために子どもは頭を使って考えを巡らせるのですから。

そう、ゲームというものは子どもが楽しめる上に、論理的に考えるキッカケになるものなのです。じゃあゲーム全てが良いものなのかというと、そう言いたいわけではありません。
ゲームの1番のメリットは上記した「達成感を味わう為に考える力を使う」ことなのですが、逆に1番のデメリットはなんでしょうか?

それは「考えないで達成感を得られてしまう」ことです。

これはスマホゲームにありがちなのですが、ただ画面をタッチしたりスワイプしていると何となく敵が倒せて何かアイテムを手に入れたりしてやったー!…という流れです。
これは何も考えておらず、ただただ達成感を味わう為にボーっと指を動かすだけです。

子どもは基本的に楽しいと思ったことは夢中で行いますし、楽しくなければやりません。
楽しい上に考えるゲームは良いゲーム、楽しいけど考える余地のないゲームは悪いゲーム。ざっくりですが保護者がそう認識していると、「ゲーム」と一口に遠ざけてしまうのではなく、子どもにとって良い取捨選択ができるのではないでしょうか。

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