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あなたにも出来るオーベルジュの作り方

ホテル時代から個人オーベルジュの時代へ

 オーベルジュとは食事をメインにして宿泊がついている旅館などの宿泊施設を言う。ホテルは宿泊がメインで食事がおまけ見たいなところと言えるだろう。なぜ今オーベルジュか?後ほど詳しく話すとしてほんの少し前の時代では腕利きシェフがクローズアップされ食事は料理の鉄人に代表されるように「死ぬ気でやれ」的なマインドが横行していたのだ、シェフは神様でも崇めるように祀り建てられ「ウィ・シェフ」が合言葉!お皿ひとつ作るのに五人がかり、景気はバブル絶頂期。世の中は浮かれまくり、「これは俺の味じゃない」などと言う輩はたくさんいた。ホテルが脚光を浴びていた黄金時代だ。金融関係者や不動産業は贅沢三昧で今では信じられない事が往々にしてあったホテルのメインダイニングは人気でスター的な職種でもあった。ソムリエなるものが脚光を浴び出したのも1989年この辺りだ。資格試験の全盛だ。ワインブームが起き出し、1995年には日本人のソムリエ世界チャンピオンの登場!エアラインのキャビンアテンドがワインにハマり出したのもこのあたりだ。フランス料理が大人気で有名シェフとソムリエのワイン会が日本各地で行われた。テレビ番組もレストランの題材が多かった。 有名シャトーやブルゴーニュワインの日本幕開け元年といったところだろう。雑誌はワイン特集を組めばバカ売れで全国がワインブームに酔いしれていた。料理人志願者も多く新人は朝から晩まで鍋や皿しか洗えない、やっとできて素材の下処理ばかりで調理技術を学ぶのに3−4年待ちは当たり前の時代だ。インターネットが普及する前で情報がないからだ。それだけシェフに師事することが重要なのだまた多くのお客様がレストランを楽しんだのだ。調理人達のピリピリした緊張感が伝わるのをお客も本当に楽しんでいたのだ。見習いに気持ちよくワインやカクテルを飲ませて教えていたのも景気の良さを感じられずにはいられない。緩やかな景気の後退がありながらそんな時代が2019年まで続いた。インバウンドで外国人が過去最多の年間約3000万人、外国語が聞こえない日がないぐらい外人だらけ。。ホテル業会も人材不足でどこ行っても「誰かおらんか?」と聞き飽きた。ホテルがいくらあっても足りない・・それだけ人が日本に集まっていたのだろうこれだけ外人だらけなのに働く人は少ない、日本の働く環境は世界的にみても先進国でも最下位だからだ。劣悪な環境と日本の会社は人間関係はめんど臭いのだ。また日本の生産年齢人口の高齢化で働く人がいないのだが、2020年現在日本人の平均年齢は47歳だ。若い人が少ないのだだからどうしても40歳ー60歳の働く人間が多くなる。他社の職場を見渡してもそんな感じだろう。若い人が集まるベンチャーは頼もしかった。年功序列が跋扈していた古風な会社体制を壊して行ったのだから。。ある意味既得権益で仕事していたやつはざまあみろと言いたい感じだった。さて2020年コロナで状況は一変した。。外人は消え、インバウンドで商売していた宿泊先は行はなくなり都内のレストランは潰れ、往々にして宿泊業は大打撃、一気に物が動かなくなり世界中が停滞しきっている。ここでテレワークが主体となり「地方でも十分じゃないか?」となってきた。家にいながら仕事をする時代の到来だ。満員電車に乗ることなく空気の美味しいところに居たいと思うのは首都圏の人間なら誰しもが思うことだろう。それだけ需要もあると言うものだ今後自分が受けていたサービスを自分でこなす時がきている。40代−60代は世界中を旅してきた年代でもでもあるし色々な恩恵を受けている日本各地を食べ歩きある程度色々なことを知っている年代でもあるのだ。今まで受けてきたサービスを今度は提供するする立場としてはどうだろう。インパンド全滅のこのタイミングで空き物件が多く出てきているのだ。Go to travelで日本の旅行が見直され始めた。本来の日本人のための日本人旅行に戻っただけだが首都圏でやることがなくなった旅好きには プチホテル・オーベルジュ経営はおすすめだ!特に首都圏で第一線で働いていた方々なら尚更いいだろう、銀行員や保険外交員を長くやれた方にはとても良い仕事になるかもしれない。人付き合いが多くサービス業に長けているかだ。コロナがいつ収束するかわかない時代にのんびりと田舎の空気の良い場所で地元の農産物生産者と会話しながら自分で料理を楽しみながらお客に提供してみたいとは思わないだろうか?

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