【開催レポート】農おこし会議 in 南紀白浜
GRowのつぼです。
9月23日(土)、オンラインイベント「農おこし会議 in 南紀白浜」を開催しました!
*農おこし会議って?
農業を盛り上げたい!GRowが、ここステキ!と思った農家さんと、次世代のみなさんへ農の魅力を届け、どんな未来を築いていくかを一緒に考えるイベント
今回ご登壇いただいた農家さんは、和歌山県白浜町にある日置という地域でコーヒー栽培を行っている南紀白浜ファーム 青木さんです!
南紀白浜ファームでは、農薬を用いずにコーヒーを栽培しています。
▼農おこし会議の流れ
◎アイスブレイク(参加者さんの自己紹介)
◎オンライン農園ツアー
◎青木さんとの交流会
オンライン農園ツアー
南紀白浜ファームのコーヒーハウスの様子を、青木さんの説明を交えながら紹介しました!
南紀白浜ファームには300本以上ものコーヒーの木が立ち並ぶ
南紀白浜ファームは現在で約3年目。3年目のコーヒーの木は2mほどの大きさに育ちます。ちなみに葉からはあまりコーヒーの香りはしません。皆さんもご存じかもしれませんが、コーヒーは温暖な気候を好むため、寒さには強くありません。そのため、ハウスの中で温かくして育てているそうです。
パット見るとすべて同じように見える木でも、背丈が大きく枝が太いもの、細くて弱っているのに実はたくさんつけているもの。1本1本の木にそれぞれの個性があり、じっくり見るととても面白いですよ♪
コーヒー栽培の敵・カイガラムシ
コーヒーの葉の裏に潜んでいる白色のもふっとした物体。これがカイガラムシです。写真に写っているのは幼虫の状態です。カイガラムシは葉にくっついたり、木の中に侵入して、木自体を弱らせてしまったりするそう。葉は木の健康状態がわかるひとつのツールなので、こうしたカイガラムシによって葉が弱ると、木自体にも悪影響が…。
カイガラムシを見つけたら、ブラシと水でひとつずつ落としていきます。私も虫取りのお手伝いをさせていただきましたが、1本の木を掃除するだけでも1時間くらいかかってしまう…!!もっと効率よくやれば早くなるのかもしれませんが、なかなか根気がいる作業です。ですが、これも農薬を使わずに美味しいコーヒーをつくるために大切な仕事です。
今年はカイガラムシだけでなく、アブラムシも出てきた(しかもそれらは共存するのでどっちかが減るとかはない)らしく、虫による被害を防ぐことにかなり尽力しています。
収穫もひとつひとつ手作業で!
だいたい冬頃になると、真っ赤で鮮やかなコーヒーの実がたくさんつきます♪赤くなった実を手で摘み、コーヒー豆になるタネの部分を取り出し乾燥させます。1杯のコーヒーができるのに、約30粒くらいだそうです。一つ一つ手で摘み、実から豆を取り出し、乾燥させる。1杯のコーヒーをつくるだけでもかなりの手間と工程が必要です…!!南紀白浜ファームでは、こうしてひとつひとつ丁寧に収穫し、至高の1杯を作りあげています。
オンライン農園ツアーを通して、コーヒー栽培の流れをざっくり学びました!普段飲んでいる美味しいコーヒーの背景には、こうした農家さんの努力がある。ということを私も、参加者の皆さんもひしひしと感じました。
参加者の方からも「よりコーヒーが愛おしくなった。」「コーヒーをより味わって飲みたい」というような声もいただきました。
実際に現地で体感してみよう!
11月25日~26日の2日間、実際に南紀白浜ファームでコーヒー農作業体験を実施します!
このイベントに参加すると、青木さんや私たちGRowと一緒にコーヒー栽培を実践できます!今のところ、開催日あたりは実が青から赤に移り行く季節になりそうだということで、1度に収穫前も収穫時期も見れちゃうかも!?
また、青木さんが丁寧につくりあげた南紀白浜コーヒーをいただけちゃいます^^ 実は私もまだ飲んだことがないので、どんな味わいなのかが楽しみです♪ みんなで楽しく豆を煎るところからやってもいいかも?なんて妄想を膨らませております…!!
「豆を煎る」だけじゃなく「豆を作る」ところから体験してみると、皆さんの「コーヒー好きやわ~」がより一層奥深く愛のあるものになると思っております。
また、コーヒーが苦手だなという方にもぜひ来ていただきたいです。コーヒーは豆の部分だけじゃなく、果実の部分(上記の赤い実)も飲めるのです!カスカラやコーヒーチェリーと呼ばれたりしますが、レーズンのような香り、まろやかでフルーティーな味わいが楽しめます。
もちろん飲むだけでなく、オンラインツアーで知った作業内容を実際に行ってみたり、青木さんとお話をして学びを深めたり、はたまた南紀白浜の大自然に癒されたりと、得られる体験や価値は多様です。
皆さんと南紀白浜でお会いできることを楽しみにおります♪
体験イベント詳細・お申し込みは以下のサイトから!
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