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シニアブルー・・・こういう日が来るとは分かっていましたが・・・。

2017-06-15
わたしたちシニアは
心にどうしようもないブルーを抱えているのです。

昨日は、3年来、ボランティアさせていただいている高齢者施設での笑いヨガの日でした。

3年前、初めての笑いヨガに、85歳オーバーの高麗者さんたちは
スタッフさんに説得されて連れて来られたのでしょうね
一体何をやらせる気なんじゃ~という警戒心でいっぱい・・・。
10分経っても、ニコリともしない・・・。
最強の笑いヨガも形無しです。

30分でへとへと、終わる5分前ぐらいに、やっと笑顔がこぼれました。

それから、毎月、笑いを届けながら、泣いて帰ることもありました。
なんかね・・・、ものすごく元気になれたのです。
元気に笑ってるみなさんのお顔が浮かんで涙が出たのですよね・・・。
だんだん、しっかり笑われるようになって、1年が経過する頃には
毎月を楽しみにしてくださるようになっていました。

3年目、寂しさを二か月に1度行く度に感じるのです。

大きな会社を切り盛りしてこられたダンディな〇○さんは
いつも堂々として、慈愛に溢れていて
「いつもありがとうな」
 とねぎらってくださいました。
私にとって大きな人です。

4か月前、
「こんなことになってるんや・・・」と悔しそうに車イスで参加してくださいました。

2か月前、
見たこともない苦し気なお顔で、車イスでわざわざ参加できないと伝えに来てくださいました。
「折角来てくれてるのに、すまんな・・・」
「痛いんや」
「どうしようもないんや・・・」
 と・・・

昨日は、お姿も見えなくて・・・。

そう言えば、施設のファッションリーダーだったマダムもお姿を見なくなりました。笑いヨガにいらっしゃるのにきちんとお化粧をされて、おしゃれな服装で、品がよくてにこやかで楽しそうにに来られていました。
こんなふうに綺麗な年を重ねたいと思っていました。

他の皆様も、2か月で、お忘れになるようです・・・。
笑えるようになるまで、少し、時間がかかるようになりました。

シニアにとっての2か月は、そして、3年は若い人の時間の流れとはとてもとても違うのです。
坂道を転がるようにとでもいうのでしょうか・・・。速いです・・・。

こんな日が来るとは分かっていました。
今日はここまでにいたしましょう。

まだまだ、私でできることをしていこうと思います。
シニアとしてのお役目を果たします。

シニアブルーをぼちぼちと体感している今日この頃です。

分かって初めて、できることもあろうかというものです。

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