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一枚の自分史:わたしの幼少時の自分史がここにもあった。

自分史でできることは何だろう? 
今日、しつもんZEN瞑想中にすっかり忘れていたことを思い出した。
そのことは忘れたいから、忘れていたのか。
思い出したのなら 何か意味があって、このタイミングだったのだろうか。

瞑想に入って 「自分史で何ができるのか?」と質問を置いてみた。
いきなり、そういきなりだった。
幼い自分へと還っていた。
 2歳か3歳の私。
 家の前で遊んでいる。 前には国道26号線が通っている。
ジープが止まって 若い米兵たちが下りてきて 何かを話しかけてくる。
「可愛い子だね~。こんにちは。何をしてるの?」
  暫くはきょとんとして固まっているけれど そのうちにうわーんと泣き始める。
 米兵たちは ソーリー!ソーリー!と言って
チョコレートやビスケットを持たしてくれる。

覚えているわけではない。
少し大きくなってから親たちから聞いたことだ。 

その頃、国道沿いに行くと浜寺に米軍の駐屯地があって
よく、家の前をジープが通っていた。
 「最初から泣いて逃げ出していたらお菓子はもらえない」
 「いつもお菓子をもらってから逃げてきたもんな~、この子は」
  と笑って親たちが話していた。
 泣かないし、逃げないから嬉しそうに兵士たちは構いに来たらしい。
「きっと、国に同じ年頃の子どもがいるんだろうな~」
みんなが優しい顔をしていた。 そのことを思い出していた。

渇えていたんだ、 その頃は、誰もが・・・
突然、哀しみがこみあげてきた。

お腹がすいているし、お母ちゃんもまだ帰ってこない・・・。
まるで子供が泣きじゃくるみたいに泣いた。
覚えてもいないのに 若い米兵たちの顔が優しい父親の顔に見える。 

人と人が殺し合う戦争が悲しくてまた泣けた。

これは瞑想じゃないな・・・
これじゃ、ヒプノセラピー?
インナーチャイルドのセルフ療法やっているよな・・・。 

潜在意識が表出してきて 今日は全く瞑想できずに終わってしまった。
そのことは 悪いこととは思わない。
むしろ、よくぞ出てきてくれたと感謝しかない。

わたしの幼少時の自分史はここにもあった。
書いておこうと思う。 

今ここにを意識していないと 体勢を整えて深い呼吸をするだけで
時々どこかに行ってしまう。
日によっては 今ここよりも 行きたいところがあることにも気が付いてしまう。
そりゃ、行くよね・・・。 魂の呼ぶところへ。
戦争の記憶がそこにあるらしい。
今世のテーマがそこにあるらしい。
自分史で何ができるのか? 答えはそこにあるらしい。

そして 終わらない旅はこれからも続くらしい。

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