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未経験からシステムエンジニアになって1年経ったので振り返ってみる。

この記事はTechCommit Advent Calendar 2021の17日目の記事です。TechCommitは「部活のように学びたい、社会人ITエンジニアのあなたへ」というキャッチコピーで運営しているレベルやジャンル不問のIT学習者コミュニティです。

自己紹介

 25歳の時にメンタルが弱って休職したのをきっかけに、それまでの海外営業職からWebエンジニアに転職することを決心しました。ポートフォリオを作って臨んだ転職活動でとあるSESに出会い、転職。そこから1年働き続けています。今回の記事では、1年間働き続けた中で学んだことをシェアできればと思います。

どんな人に読んでもらいたいか

 プログラミング初学者の方の参考になればいいなと思います!

転職するまでのこと

 自己紹介にも書きましたが、25歳の時に休職をして転職を考え始めました。当時は「AIブーム」で、「AIが人の仕事を奪う」みたいな論調の記事をよく読んでいました。自分もそれに影響を受けて、手に職を付けられる仕事に就きたいと思いIT業界を志しました。

 転職を考えてから転職活動を始めるまで、およそ700時間ほどプログラミングの自己学習を行いました。プログラミング言語を書籍で学んだり、TechAcademyでWebアプリケーションの作り方を学んだりした後、ポートフォリオを作成しました。また、基本情報技術者試験の学習も合間で行っていました。(結局、コロナで試験中止になってしまいましたが、、、)

 そんなこんなで転職活動を始め、とあるSESに転職することができました。転職活動を考え始めた当初はWebエンジニアになりたかったのですが、転職活動を通して未経験者が開発職にいきなりチャレンジすることのむずかしさを目の当たりにし、まずはテスト案件から徐々にステップアップすることができる会社(転職先)に転職することを決めました。

印象に残っている案件とそこで苦労したこと

 Javaアプリの結合テスト~リリース案件がいちばん印象に残っています。アプリを作成した担当者の方はすでにプロジェクトを去った状態で、アプリのテスト担当のリーダーとして案件に投入されました。

 案件への参画当初(今もですが)、自分には本格的な開発経験がなく、Javaについても研修で1か月学んだことがあるのみでした。にもかかかわらず、テスト担当のリーダーとして業務を進めていく立場になり、毎日緊張しながら現場に通っていた記憶があります。(顧客のミーティングにも出席していました。)

 この案件でいちばん苦労したのが、開発フローへの理解が不足していたことでした。結合テストの準備をしていた際、とあるシェルの修正を任されたのですが、その修正に環境依存部分を残してしまったのです。

 当時の自分は、テスト環境と本番環境の違いやテスト方針、テスト時にアプリの環境依存部分を極力少なくすべきこと(シェルであれば環境変数を設定してどの環境でも動作するようにすべき)などを腹落ちするレベルで理解できていませんでした。また、そのようなことをしっかり理解できないまま作業を進めてしまった仕事の進め方も改善すべきだったと今では思っています。

 この経験から学んだことは、開発はプログラミングだけではないんだなということです。(経験者の人から当たり前だろと言われそうですが。(笑))これからIT業界に入ろうとする初学者の方(自分もそうでしたが)はプログラミング言語の学習に力を注いでいると思います。でも、それと同じくらい大事だと思うのはITパスポート試験基本情報技術者試験レベルの知識です。実際の業務に入ると、こうした知識を基にした暗黙の了解(上記の環境依存部分は極力作ってはいけないなど)がたくさんあることに気づきます。そうした前提を素早く身に着けていくためにも、プログラミング以外に学ぶことがたくさんあるというお話でした。

エンジニア2年目に向けて

 1年目に参画した案件は、いずれもテストがメインでした。2年目からは開発の案件に参画できるようにいま作戦を練っているところです。(基本情報技術者試験はなんとか受かりました!)

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。コメントやいいね頂けると嬉しいです!!!勉強頑張りましょう!

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