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ファルセット・ヴォイスに溺れる極私的プレイリスト

ソウル・ミュージックにおいても、偉大なファルセッターが数多くの名曲を残してきました。
Eddie KendricksさんやEddie Holmanさん、Terry Huffさんなど素晴らしい先達が数多いる中、私的にはPrince殿下がトップ・オヴ・ザ・トップ。
(すみません相変わらずで)

なぜ人はファルセットの歌声を聞くとせつなくなるのか?
今回は、ここ数年で耳にした中で印象に残ったものも含め、ファルセットで歌われる良曲をピックアップしてみました。


♪ "Under The Magnolia Tree"  by Pale Jay/誰?誰?

真っ赤なニットのマスクが怪しすぎる。
ところが、くぐもった感じのトラック・メイキングといい、美しいリリックといい、これ最高。
溢れてくる往年のフリー・ソウルの香りもたまりません。 
でもいったい誰だろう??


♪ "Done Lyin’"  by Aaron Frazer/ファルセット・ドラマー

そのPale JayさんとOkonski名義で共演もあるAaron Frazerさん。
Durand Jones&The Indicationsでも大活躍ですね。
苦い告白を優しいファルセットで歌う、しみる良曲。


♪ "Superstar"  by B Golden/メロウ&メロウ

初めて聴いたとき、このヴィンテージ感にてっきりずいぶん前の作品かと思いました。
オハイオ州クリーヴランドで活動しているというシンガーです。
奥ゆかしいコーラスとの絡みにグッときてしまう。


♪ "Cruisin'"  by D'Angelo/寡作なお方

「音楽は愛のためにつくられた」んだそうです。
ネオ・ソウルという潮流を作り出したお方が、偉大な先達Smokey Robinsonさんの名曲をカヴァー。
ゆったりしっとりとした歌声は貫禄がありますねぇ。


♪  "Doublin' Down"  by The Jack Moves/ここは倍プッシュだ

ストリングスとホーンの乗り方がすごく好きです。
ネオ・ソウルの旗手として活躍するデュオの1stから、ヴィンテージ感たっぷりに恋の駆け引きを甘く歌うこの曲を。


♪ "Tripping out"  by Curtis Mayfield/シカゴの大立者

フリー・ソウルの定番ともいえる1980年の名曲。
後年さまざまなサンプリング、引用を生んだグルーヴはメロメロメロウであると同時に強靱この上ないですね。
ナチュラルなファルセットが心の奥に染みてきます。


♪ "You got to be the One"  by The Chi Lites/トロける定番曲

本日のシメは、おなじくシカゴのヴェテランの大定番。
Eugene Recordさんの美しい美しいファルセットがリードするクラシックです。ミッド・テンポのリズム隊にコーラス、アレンジ、全てが素晴らしい。


これらの他にもファルセットで歌われる名曲って数限りなくありますよね。
またまとめたらご紹介しますので、よろしければ楽しんでください。


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