見出し画像

Groomトーク#1|結婚式を一度白紙に戻した話。

みなさま、こんにちは。Groom編集部です。

先輩花婿の素敵な結婚式体験談インタビュー企画“Groomトーク”。本日の花婿(Groom)は、都内の広告会社勤務のFさんです。

※本記事は、インタビュー形式にて進行していきます。

0. 本日の花婿(Groom)

氏名:Fさん

職業:広告会社勤務

年齢:20代後半

結婚生活:2年目

結婚式費用:約500万円


1. 出会って疑うことなく真っ直ぐ駆け抜けた入籍まで

ーはじめまして!本日はよろしくお願いいたします!早速ですが、簡単にプロフィールをお願いします。

東京都在住、結婚3年目になりました。妻は某航空会社で働いています。結婚式は「京都」で行いました。

ーキラキラしたご夫婦ですね!笑 どのような馴れ初めですか?

簡単に言うと、合コンです。笑 会社の同期と参加した合コンで、ビビッときました。笑

出会って、すぐ付き合い初めて、2年で入籍しました。その後、1年以上経ってから、結婚式を挙げました。

というのも、彼女側の家のルールで「結婚せざる者、同棲するな」というものがあり、、入籍しないと一緒に住めなかったんですよね・・笑

お互い「結婚式」よりも「一緒に住みたい」が先にあったので、入籍を先にしたんです。二人とも。けじめと家族のために「まず入籍」するっていう感じです。

ーなるほど。ルールがあったと!たしかに結婚式って「入籍後すぐ派」と「入籍後に時間置く派」がいますよね。ちなみにプロポーズはされたんですか?

もちろんしました。

ただ、ぶっちゃけ「出来レース」でした。箱根旅行に行った時にしたんです。この日にプロポーズするよとは言ってなかったけど、彼女も気づいてたんじゃないかな。だから彼女も泣いて喜ぶとかは全くなく。。やるべくしてやりました。小さなサプライズは自分なりにやりましたが(笑)

ー「出来レース」でもサプライズはするあたり、Fさんの器のでかさと彼女への愛を感じます!では、「結婚」については多くは悩まなかった感じでしょうか?

なかったですね。付き合って1年ぐらいで入籍したけど、フィーリングがあったんだよね。俺たちの場合は付き合ってからまっすぐ結婚に向かっていったんだよね、今考えると悩まなかったのが悩みだったかな。

2. 結婚式を一度白紙に戻し、本当の気持ちを何度も話し合った

ーここからはさらに気になる具体的な話を、根掘り葉掘り聞いていこうと思います!笑 早速ですが、婚約指輪ってどうされたんですか?

ぐいぐいきますねw

彼女がいらないって言ってたんだけど、彼女の周りがみんなもらっているし、あげないわけにはいかないなって。

「ダイヤとかは好みじゃないからシンプルなリングがいい」という、もしかすると珍しいタイプで(笑)

一緒に見にいって、これいいなぁってなったものを後日自分で買いに行きました。なので、ほぼ一緒に行って決めた感じです。

いま思えば、彼女もちょっと気を遣ってくれていた感じなものを選んでくれていた気がします。(笑)

ー結婚式について教えてください。まず初めはどのように進めましたか?

結婚式は、テンプレートみたいなやつじゃなくて自分たちならではの何かをしたいねっていう話をしていました。年齢的にもお互い友達の結婚式に行くことも多くて、同じような思い出にしたくなかった。

ただ、自分自身はあまり実感わいていなくて・・

入籍して3カ月後くらいから、彼女が式場探しを始めたんです。

それを「ふーん」と思って見てたけど、同時にあぁ結婚式しなきゃいけないって初めて自覚したかな。笑

そのあと、結婚式場の見学に行こうと言うことになり。

お金もかかるし、見学には積極的に行った方だと思う。イメージは、緑が多くてこじんまりしたハウスウエディングだったので、ゲストハウスのみ。

この時点で、イメージ的にも予算的にもホテルは候補から外していました。

ー予算はどうやって決めていたのでしょうか?

2人がそれぞれ友達に聞いたり、彼女が主にネットで調べたり。

当時の金銭的にお互いの感覚を合わせた結果、おおよそ「400万円」と言う目安を決めました。

ー初めに奥様手動ではあるものの、おふたりで予算と会場イメージから決めていったと言うことですね。そして最終的に、「京都」での開催になったと。おふたりとも東京にお住まいなのに何故ですか?

実は、最初は東京でやろうと思っていて、会場まで予約していて。

ただ、彼女の地元である「京都」に一緒に帰った時に、彼女の祖母がなんとなく京都でやってほしい雰囲気を出してたんだよね。彼女も東京で決めちゃったから東京でいい!って俺には言ってたけど、なんとなく京都であげたほうが幸せに挙げられると思い初めて。

結果的に京都にしました。

ーキャンセル料もかかるし、一度進めていた中で、かなり大きな決断だったのではないでしょうか?

そうですね、金銭的な事情だと、キャンセル費用も数十万円だけでなく、僕の地元の友人のほとんどが九州なので、御足代っていう生々しい話もあって(笑)

ですがやっぱり家族の幸せも考えた時に、引っかかったまま進めたくありませんでした。何度も何度も彼女とも話し合いながら、どちらかと言うと僕が主導で、もう一度白紙に戻して考えようと。

そして、色々とシミュレーションした結果、キャンセル代入れても、想定していた予算に収まったので、最終的に京都に決めました。

実は京都の式場、彼女のお姉さんが結婚式をしたゆかりのある会場なんです。

行ったことはなかったけど、写真では見たことがあって。彼女がお姉ちゃんの京都での結婚式のことを楽しそうに話してたんです。家も近くにあって、おばあちゃんが来てくれて…って。

だからやっぱり京都でやろうって、一生残ることだからってそこだけは押し切りました。

決める前に彼女と彼女の母が式場に見学行ったんですが、支配人が僕と同じ地元だったりとか、なんだか縁があって。。笑

1日1組限定でしか開催できない会場で、値段も予算範囲内だし、思い出の場所だし、おばあちゃんも来てくれるしってことで。

京都は彼女の家族にとって思い出の場所だし、思い出話するとき、いい式だったなぁって彼女も言ってるから、結果的には良かったって思ってます。振り返ってみると大きなターニングポイントでした。

ー素敵ですね!では会場が決まったあと、結婚式の細かな演出ってどうやって決めていきましたか?

お互いアイデアを出し合ってすり合わせをしました。一緒に住んでたから話し合いやすかったです。結構すんなり決まって、自分たちで作るものに関してはモメたりはしなかったなぁ。一応、式場を巻き込んでやるものとか優先順位で高いものは話し合って決めていきました。

ふたりして、ハワイに旅行にどうしても行きたいってのがあって。笑

ついでに前撮りしようぜって感じで前撮りもしました。

ちょっと打算的なこと言うと、前撮りしないと結婚式のパンフレットとか、映像とか、素材が寂しいかなと思い・・。

そういう意味でも、2人がここに至るまでのバッチリ決まった写真が欲しかったんだと思います。

会社の先輩とかに昔利用したところを教えてもらったり、自分でも調べたりして決めたんですけど、ウエディングドレスとタキシードで撮れる写真ってこのタイミングしかなかったっていうのもあるから、ちょっと恥ずかしかったけど撮影は楽しかったし、いい思い出になりました。

ちなみに結構他にもカップルがいて、街中で浮いちゃう、みたいなことは無かったです。

3. 何よりもこだわった、オリジナル料理

ー「ここにこだわった!」ってポイントを一つ上げるとしたら、どこでしょうか?

「料理」です!

正直、つくりものって捨てられると思いますが、唯一料理って捨てられなくて、その人の体の中に入るもの。

周りの話聞いてると、みんな結構友達の結婚式とかも出てる中で、ご飯が美味しいかって結構思い出に残るものなんだと思っていたんです。

ーそうなんですね。でも、料理ってそもそも式場で決まっていたりしませんか?

そうなんです。しかも大体美味しいじゃないですか。だからどうしてもお任せになってしまいがちかもしれないんですが、どうしてもこだわりたくて。出来るか分からないけど、相談してみたんです。

そしたら料理長と打ち合わせができることになって。そこに自分で資料とかも分からないなりにイメージを作って持参しました。この食材をこの優先順位で使ってほしいっていうのとかができるのかどうかみたいな。こういうところは、ハウスウエディングだったからこそ、融通が利いたのかもしれません。

お互いの出身地の食材を使って、メニュー表にも事前から楽しんでいただけるように想いやイントロダクションを書いて。メニューでも美味しく感じてほしいなっていうところを心がけた。

食材にこだわるっていうのは今までの披露宴でも見てこなかったし、特別感があるんじゃないかと。本当に言ってみてよかったと思います。

ーこだわり抜いたお料理、是非食べてみたいです! その他に、大変だったことなどはありましたか?

想像以上に、しおりなどの作り物が大変でした、、、

彼女と分担はしてたけど、基本パソコンを使う作業は僕ががやっていました。全ての意思決定に彼女がオブザーバーとしていたけど彼女はあんまり口を出さなくて暗黙の了解的に自分に任せてくれてた。映像系も外注なしで全て自作しました。

オープニングムービー、プロフィールムービー、プロフィールブック、席札、あと、うちわ作りました笑ちなみにオープニングは、いろんなパロディがあるけど、どうやったら自分達らしい物が作れるかなって考えた時に替え歌歌うってなりました(笑)

ー想像を絶する作業量ですね、、

そうなんです。反省点でもありますね・・

ある程度自分達で企画とか決めて、映像は外注してやったほうがクオリティ高いし、早くからやってればこんなに大変じゃなかったかなぁとは思いました。

どんな物を作っても自分のせいにできるし、コントロールできる。お金もかからないし、やり切った感はありますが、

忙しいと心に余裕なくなってくるから、あれは精神衛生上よくないかなって。奥さんにも伝染しちゃうしさ。

早めに計画を立てて、財布と時間と心と相談しながら、任せることも大切だと思いました。

とは言っても、どんなものをどんな風にお願いできるかなどの判断材料もないと思うので、早めのうちからいろんなサイトや経験者に話を聞いておくことがすごく大事だと思います。

ーそうなんですよね、私たちも経験して本当にそう思います。その「まずは知る」ことができるように、Groomも充実させていきたいと思います。

そうですね、タスクやチェックを本当に早い段階で知ることは今思うと必要でしたね。

例えば、引き出物の情報とかももっと知っておきたかったです。

僕たちの場合は、友人が遠方からの人がほとんどで荷物になるから引き出物は郵送にしましたが、住所録とかを自分で管理するのが大変でした。もっと早く知っておければなと思いました。

他にも、受付の人にお車代を渡すのって親族だと思うんだけど、あんまり理解できてなくて、全然伝えてなくて。当日バタバタしてたみたいでそこは反省しました。細かい部分が制作物に気を取られて忘れていたとか気づけなかったことも多々ありました。

4. 奥様には内緒!?な失敗談

ーこれは失敗したなぁと言う部分はありますか?

いくつかありますが、一番大きなもので言うと、前撮りの衣装です。

前撮りはスーツでいいかなと思って、ハワイの前撮りのためにAmazonで2万円くらいのスーツを買ったんです。

でもいざ着てみたら全然サイズが合わなくて、、

結局直すのに追加で4万円かかりました。笑

これは、実は奥様にいまでも秘密です。もはやオーダースーツの方が良かったんじゃないかと。。笑

しかも、それを本番では着なかったので、、

友達には「Amazonで高い布買っただけやん。」って言われてました笑

ー笑

5. あなたにとって結婚とはなんですか?

ー最後に、皆さんに聞いているのですが、Fさんにとって、結婚とはなんでしょうか?

第一回目なのに、皆さんに聞かれているんですね。笑

そうですね、僕にとって結婚とは、

『周りの人と自分へのけじめ』

です。

ー素敵なお話をありがとうございました!

次回予告

Groomトーク#2|地元就活を機に、同級生と結婚した話。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?