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身体の支配者(4/3)

・ジムでなんかスタジオでみんなで運動するプログラムに参加して、自分の運動センスのなさに改めて気付き、愕然とした。

・スタジオの前の壁が鏡張りになっていて、自分の動きを逐一眺められるのだが、一挙手一投足の動きにダサさが溢れ出している。リズム感もキレも勢いもない。みんなが想像する運動オンチ、運動オンチの概念を見ているようで、うわっ…わたしの動き、キショすぎ…?と進行形で自分に失望しながらもそれを軌道修正することができない。なぜ…?自分の肉体なのに。想像の自分はあんなに生き生きとリズミカルに動いているというのに!

・わたしはどうなら恐ろしいことにデフォルトで自分の運動神経を高く見積もってしまっており、自分の本来の身体の能力や可動域というものが全く把握できていないらしいのだ。自分の肉体を司る感覚が鈍いというか、客観と主観がぜんぜん合致していないというか。

・これは昔から“自分を見る”という行為に苦手意識があり、遠ざけてきたせいでもあるような気がするな。今でもビデオに映る自分とか見るの、すこぶる苦手だ。それで、自分が思っている自分と、外から見た自分との乖離がみるみる開いていくワケ。


・特にダンスが苦手。人が踊ってるのを真似するのも本当にできない。そもそも身体が愚鈍なくせに、「今なにが起きていて、どっちの手を何回振って…」と頭で考えすぎてしまうので、とっさに同じ動きをする!みたいなのがマジにできないのだ。一人だけ常に一秒出力が遅れる世界に生きている感じ。悲しい。

・ここ最近は流川楓になりてえ〜っていう気持ちで生きてたけど、こんな運動オンチじゃ流川になんかなれないよ!!!!

・流川みたいに自分の身体をすみずみまで完璧に支配して、想像通りに自在に動かせたらどれだけ気持ちいいだろう、楽しいだろう。いいなあ。全能感で身体中にエネルギーが満ちるのを感じたい。流川になりたい。スラムダンクを読むたびにみんなが羨ましくなってしまう。



・今年はいろんなところでたくさん都会の桜を撮った。

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