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「お店屋さんごっこ」は今の子どもに通じるのだろうか

学研の「たいけんポケット」を契約しています。
子どもの好奇心を刺激するオモチャや絵本が毎月届くという、5〜6歳児向けのサブスクリプションです。

で、11月号のテーマが「おかいもの」だったんですよね。
小銭と紙幣、レジスターでお買い物体験ができるという、昔懐かしいキットが付属していました。


これを子どもと一緒に遊んでいて、ふと思ったんですよね。

あれ?我が家って、ふだん現金で買い物してなくない?

今日はそんな気づきをきっかけに、お金周りには子どものための「見える化」を意識することが必要、という話を書いてみます。




「Amazonで買ったら無料なのに…」


昔、確かTwitterで見た、とある書き込み。

店で現金で買物をしようとしたら、子どもに「ママ、お金もったいないよ。Amazonで買ったら無料なのに…」と言われた。

というもの。
簡単に言えば「Amazonで買うこと」を「スマホをタップするだけで(無料で)商品が家に届くこと」だと思っているわけですね。

当時は我が子もまだ幼かったので実感がわかず、ツイートを見ても「いやさすがにそうはならんだろ」と楽観的に考えていたのですが。

実際にいま、生活の中でどの程度、子どもに対して「現金でやり取りするのを見せているか」と思うと自信がないんですよね。


レストランで食事するとき、イオンでオモチャを買うとき、スーパーで食品を買い揃えるとき。

クレジットカードでピッ。


クレープやソフトクリームを買うとき。

PayPay ♪


あれ?
これマズいかもな…。

子どもの立場に立ってみれば、「クレジットカードを挿す行為」が、イコール「オモチャの引き換え券」になりますね。
「スマホをかざす」だけで、美味しいスイーツが食べられます

そこには残高どころか、お金が動いた形跡すらないです。

子どもが大きくなる10年後くらいには、現金はほぼ絶滅している気がしますが、
それでも「お金の流れが見えない」ということが子どもに悪影響を及ぼすであろうことは想像に難くないです。

子どもの前でお札を出すことも少なくなった

「おつり」を知らない子どもたち


調べてみたら、こんなニュース記事もありました。

記事によれば、

  • 「おつり」という言葉の意味が分からない小学生が多い

  • 算数の問題文も「おつり」ではなく「残り」と表現する

  • 中には100円玉硬貨を見たことがない小学生も

といった状況があるようです。

電子マネーには「残高」はあっても、「おつり」は無いですからね。

昔は親の買い物に同行して、おつりの計算をすることで計算の基礎力を身に着けていた記憶がありますが、そういった慣習は今はなさそうです。

まあ「おつり」の意味が分からなくても問題はなさそうですが、
お金にまつわる言葉たちの "正体" が分かっていないと将来的に苦労しそうです。

お金の動きを「見える化」する


親としては、お金の動きを子どもの年齢に合わせて「見える化」する工夫が必要になると思います。

給料
クレジットカード
電子マネー
銀行預金
お年玉貯金

最低でもこのあたりのワードについては、「実際に何が起こっているか」を子どもに話して聞かせるのが良いですかね。

たとえば、
「お父さんの働いたお給料は、銀行に預けられるよ。家にあると盗まれたら危ないからね」
「クレジットカードで支払いをすると、後で銀行のお金が減るよ」
「クレジットカードや電子マネーがあると、たくさんお金を持ち歩かなくて済むから便利だよ」

みたいな感じでしょうか。

我が子は2023年現在で4歳ですが、もう理解はしてもらえそうなので、さっそく話してみようと思います。

あとは実際に現金で支払う機会を増やして、それを子どもに意識してもらうことですかね。

この二つを、子どもに「もう、分かってるよ」と言われるくらい、できれば買い物するたびに伝えていくのが良いかなと。

5歳になったらお小遣い制度を導入したいと考えていますが、それもどのように運用するか悩ましい。
お小遣いに関する本を2,3冊読んだので、もう一度読み返して考えてみます。

この本オススメです。
なぜか電子書籍版がかなり安くなってますね。


読んでいただきありがとうございました。
普段は読書で得た知識をもとに、子育てやニュースについて発信しています。

それでは、また。

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