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野鳥撮影前のバードリスニング

すでに秋に突入して
これから冬の渡り鳥がやってくる

僕が野鳥撮影するときのカメラは
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II

レンズは55-300mm、ドットサイトをカスタマイズ


もはや武器


という見た目が気に入っている


野鳥撮影は主に川か山だ

大自然を感じながら
さながらスナイパーの面持ちで
獲物を探して足を進める

当然のことながら
野鳥はなかなか見つからない

簡単に見つかってしまうようなら
この弱肉強食の世界で生きていけないからだ

目で見たところでその姿は確認できない

僕はまず
立ち止まって目を閉じて

聞く


バードウォッチングならぬ

バードリスニングだ


挿絵描き始めた

木々のざわめき
川のせせらぎ

真っ暗な視界で耳からの情報だけを頼りに
真剣を研ぎ澄ましていく


(ジー ジー)

おっ、斜め右上からシジュウカラの声が聞こえる


(コン コンコン)

木を叩く音…コゲラアカゲラだろうか…


(ピーーッ)

甲高い鳴き声…カワセミが飛んでいったか


といった感じで
闇雲に探すのではなく
まず耳でアタリをつける

これによって野鳥との遭遇率がぐっと上がるし
なにより静かに大自然を感じる時間は心が落ち着く

野鳥撮影する人は
こういった「自然を感じる」というのも
目的のひとつではないだろうか

バードリスニング中


大自然の中で野鳥を追いかけている時間は
日常のことを忘れて
まるで子供に戻ったように
ただただ夢中で歩き回る

一人ではあるんだけど
右手に握りしめたカメラがいると
二人で歩いているような気持ちになる

心落ち着く体験をくれるカメラが好きなのだ

孤独を分かち合ってくれるカメラが好きなのだ


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