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EV購入計画 Episode6 BIRO

皆さんお久しぶりです。こちらのマガジンは約二か月ぶりの投稿になってしまいました。
この間はEV購入計画も少し停滞していました。というのも実際にEVを買うためには実物を見て試乗する必要があるのですが、新型コロナの影響でなかなか現地に赴くことができずに時間が経ってしまった次第です。
楽しみに待っていてくださった皆さんすみません。

とうとうあこがれのBIROに乗ってきました!

しかし、先日とうとうイタリア製のBIROに乗るために兵庫県に行ってきました。まずはBIROのPVをご覧になって、キュートなその魅力に触れてみてください。

これを見ているだけでワクワクしてしまうのは私だけなんでしょうか?

現在これを日本で販売している唯一の会社が神戸にあるBIRO Japanさん。私の突然の訪問にもかかわらずとても親切に対応していただきました。

ご覧のようにホームページもおしゃれなんですが、実際のところ販売についてはあまり好調ではないようです。画像のように二人乗り仕様なのですが、現在の国内法規上ミニカーとして登録されているために、乗車定員は1名。その代わりに税金の優遇があったり、車庫証明が不要であったりと取得しやすい面もあります。後はお値段がもうすこしリーズナブルになればいいのですが、、、

いよいよ発進!

などといろいろなことが頭をめぐっていたわけですが、やっぱり乗ってみなければ始まらないということで、乗ってきました!

ちょこっとムービーを作ってみましたが、終始にやけている自分を見るのが恥ずかしいほどワクワクしてしまっていました。試乗といっても販売店の周りを一周りした程度でしたが、いろいろなことがわかりました。

BIROのイイトコロ

1小さくてかわいい

小さくてかわいいのというのが第一印象でした。遊園地のゴーカートのような大きさです。そしてイタリアらしいプロダクトデザインが秀逸です。シートやハンドルの質感、スイッチ類の感触などまだまだ改善の余地はあるものの、自分の相棒として日常生活を共にするためのツールとしてはぎりぎりセーフといったところでしょうか。神戸市内を少し走るだけでも信号待ちや、歩行者から注目されてしまいます。走る広告としての存在感も十分ですよ。

ちなみに新車購入の際には99色!からお好みをチョイスできます。以下のサイトで楽しんでみてください。

2やっぱり100V充電は魅力的

電気自動車の充電は200Vのものが多いと思います。いきなりエンジンの自動車から乗り換える場合であれば航続距離等の面からそれなりの容量のバッテリーも必要で、どうしても200Vということになります(100Vでの充電が可能でも、普通の30Aの契約では厳しいでしょう)。しかしそうなると一般家庭では充電のための設備投資も必要になります。その点でBIROは家のコンセントから手軽に充電できるのがいいですよね。
バッテリーは固定式のものと脱着式のものがあります。航続距離が固定式は100KM、脱着式は55KMとのことですが、バッテリーの劣化や性能の向上などでバッテリーだけを更新する可能性を考慮すると、後者のほうがいいかなと思います。家の中で充電できるしね。

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3取得が簡単

BIROはミニカー扱いなので、市町村のナンバー(原付バイクと同じ)で登録が可能です。車庫証明もいりませんし税金も安い。保険も今持っている自動車に特約でつけることができるはずです。まずは近距離用のセカンドカーとして利用したい私としてはとてもありがたいことです。

4維持費も安い

BIRO Japanのサイトによれば1KM当たりの充電コストは1.5円とのことです。夜間電力利用ならもっと安いでしょうから、ガソリン1Lの値段で100KM近く走る計算になります。燃費では既存のクルマと比較するのがばかばかしいレベルです。

BIROの残念なトコロ

1なぜか一人乗り

画像をよーく見てみるとわかる通り、BIROは左ハンドルの二人乗りです。しかし残念なことに日本ではいまのところ一人乗りとしてしか公道走行が認められていません。これはイイトコロの3に書いた点とトレードオフなのですが、ミニカーは一人乗りと決まっているからです。おじいちゃんとおばあちゃんが乗るとか、保育園の送迎なんかには使えないわけで、そこが残念でしょうがない。

2ちょっと高い

イタリアからの輸入ということもあり、値段は安くありません。

コメント 2020-07-14 224016

やはりサイドのドアがないと雨の日にも困るのでWINTERを購入しなければならず、そうなるとこのお値段は高い。ちなみにエコカーの補助も対象外という残念さも重なります。せめて120万円代になるとかなり強力な商品になると思うんですが、、、

3エアコンがない(笑)

これからの猛暑を考えると恐ろしいことですがエアコンはありません。ドアを閉めた状態は走る温室ですから、冬でも暖房がないのは何とかなるそうですが、夏に冷房がないのはキビシイ。ドアは脱着可能なので天気が良ければ外して走ることはできますが、急な雨もありますし。スーツの方は通勤利用とかは難しいかもしれませんね。

湿度の高い時や銭湯の帰り(こんなシチュエーションはまれか)などにフロントガラスが曇る心配がありましたが、そこはフロントガラスにデフロスター(曇り止め)として熱線が入っていて、大丈夫だそうです。

4今は輸入がストップ

新型コロナの影響もあり本国からの輸入再開のめどはたっていないそうです。現在は中古車の販売のみの対応です。私としては新車購入の予定はないので問題ないのですが、新車じゃなきゃいやだという人は少しお待ちいただく必要があるそうです。もともと年間4000台の生産体制ですからしょうがないですよね。

5走行性能は限定的

航続距離はよいとして、最高速度が45KM/hだと田舎の道路ではちょっと物足りないと思います。上り坂などではブーストボタンがついていて20秒間パワーアップするというマリオカートのような機能はあるものの、ものたりない、、、市街地の走行には十分なんですがね。

で、買うの?買わないの?

正直まだ迷っています。でもほしい!法廷最高速度が60KM/hなので、なんとかリミッター調整で60KM/hでるならかなり魅力ではあります。

わたしが近未来の移動ツールの重要な選択肢として考えているこの分野のクルマは現在の自動車の置き換えではなく、移動も含めたライフスタイルの変化を促すためのツールでもあるので、今持っている自動車と比較するつもりはないものの、それでも快適な移動のための手段としての機能は必要です。コストを考慮しながらそこをどう割り切っていくかをまず自分が体感したいので、やっぱりBIROのある暮らしは魅力的です。

とはいえ、あと何台か試乗したい電気自動車もあるので、もう少しいろいろ体験してみたいと思います。

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何回見てもかわいいクルマだなー

というわけで、次回もお楽しみに~

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