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EV購入計画最終章 後編(計画から実行へ)

~500km乗って感じたことを伝えたい~

コムスが日常生活のツールとなって間もなく20日になります。この間に走行距離は500kmを超えました。能登島と七尾市内の間を中心とした市内での移動はほぼコムスでこなすようになり、自家用車の出番は半分以下になった感じです。金沢へ講師として仕事に行くとき以外はほぼコムスでの移動になりました。
やっぱり小ささは魅力の一つで、能登島の教室にも七尾の教室にもこんな感じでちょこんと収まります。

EV購入計画 本格始動! (4)


一般道ではお急ぎの皆さんもいるため、ときどきは遅いと思われる場合もあるでしょうが、上り坂でも50km/h程度は出ていますからそこまでご迷惑をかけることもなく車の流れに乗って走行できているのではないでしょうか。

交差点で知らない人から声を掛けられたり、小学生に手を振られたり、ホームセンターで高齢者の方に車の説明を求められたりといろいろありますが、それも含めコムスのある暮らしの楽しさなのではないかと感じています。

たしかに一般的な自動車と比較した場合にコムスが劣っている点はたくさんあります。カタログを比較してコムスにアドバンテージがあるのは価格と燃費を含めた維持費ぐらいのものでしょう。まして以前の私がそうだったように自動車に対してステータスを求める人にとっては何の魅力もないかもしれません。

それともう一つ、私がコムスのようなマイクロEVに求める要素のうちのすべてをコムスは兼ね備えているわけではありません。商品パッケージとして不十分なところもまだまだあると思います。

だけど、その不十分な点を考慮してもコムスには地方の暮らしを豊かで持続可能なものにするためのヒントを得たり、五感のすべてを使って堪能するローカルツーリズムを生み出すツールとして活用したりなど様々な可能性が詰まっていると思います。

この可能性にいち早く気が付き、点ではなく線から面へと展開していくことができる地域は、ポストコロナにおけるチャンスを手にすることができるのではないかとすら私は考えています。少なくともその要素の一つではあると私は確信しています。

しかしながら、こうしたポジティブな要素は残念ながら言葉で伝えることが困難なのです。「それなら軽自動車でいいじゃん」という反論にロジックで対抗することは難しい。じゃあどうするんだというのが私の当面の大きな課題ということなんだと思っています。

伝えるのは困難とはいえ、今すぐにでも言えることとして。

コムスで能登島大橋を渡るとき、住んでいる私でも「おー!」って声が出る。
コムスで城山に上るとき、ちょっとスリリングなドライブで攻城体験できる。
コムスで走っていると潮の香や稲刈り後の田んぼのにおいがする。
コムスで走っているとすれ違う人たちとついつい挨拶を交わしてしまう。

私の日常の移動ですら、小さな感動や発見があります。
これはコロナ下におけるマイクロツーリズムをグランドツーリズム的に楽しむことができるってことなんじゃないかと思います。金沢や京都のような街中観光ならそれを自転車で実現する方法もありますが、こちらはそうはいきません。

航続距離50kmという制限が、逆に旅をドラマチックにしてくれることは「出川哲郎の充電させてもらえませんか?」がある意味証明しています。

こんな感じで私には私の気づきや楽しみがあるように、乗る人それぞれに気づきや楽しみ、そして有用性があるのではないでしょうか。

コムス仲間の五十川君(写真右側)は最初に私に言いました。

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「高橋さん、こいつはね乗らなきゃわかんないっすよ。しかも使い込めばもっとわかるんです”スルメ”とおんなじ」

はじめて言われたのは5年ほど前。五十川君ごめんなさい、あの頃の私にはわからなかったんだよ。君の言葉の意味するところが。

でも今ならわかる。

コムス(というかできればもっと素敵なマイクロEV)は私たちの暮らしを面白くて豊かにしてくれそうだ!

「百聞は一見に如かず」ではなく「百聞は”一乗”に如かず」ということで、とにかく乗ってもらおうじゃないか!
ちょっと間延びしてしまったけど、そのための準備は進んでます。そして次回以降の新章で明らかにしていきますので、、、

みなさん応援よろしくです!

おまけとして、これから肩書に「マイクロEV伝道師」を入れることにします(笑)

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