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「第1回 全国子どもホスピスサミット in 横浜」に参加をしてきました

今日は横浜で開催された、全国子どもホスピスサミットに参加してきました

日本では、子どものための緩和ケア
子どもホスピスはまだたった2か所しかありません
そこで自分たちの地域にも、子どもホスピスを作ろうと
横浜を含めたいくつかの地域の方々が
準備のための活動を進められています

今日のサミットは、そうした関係者が一堂に会し
地域に根差した子どもホスピの実現と拡充を目指し
その取り組みや想いを、共有する場でした

わたしも当初は、ちょっとグリーフケアとは毛色が違うかな
と思いながらの参加でしたが、いやいやどうして
お話の内容は、どれも、ガチでグリーフケアに繋がるものばかり

自分の認識が甘かったです

内容については、今回主催された
「NPO法人横浜子どもホスピスプロジェクト」さんや
全国の関連する団体さんのページなどで報告があるかと思います
そちらをご確認をいただければ幸いです

わたしからは
「子どもホスピス」とグリーフケアの関わり方について
感じたことを書いておきます

子どもホスピスの場は、当事者のお子さんを含めて
そこに関わるほぼすべての方が、なんらかの喪失経験や
その疑似体験を抱えていると言えそうです

当事者のお子さんやそのご家族はもちろんのことだけでなく
それを見守る医療やコメディカルの関係者
また、ボランティアとして関わる方々も
この中に含まれます

ホスピスはその明るさや温かさの反面で
やり死や、その恐れを身近に感じる場でもあるからです
そしてそうした方々には
やはりなんらかのケアが必要になります

グリーフケアに関わる自分としては、まず
そうしたケアは十分に提供されているだろうか
提供されることが、最初から仕組みとして入っているかに
関心を持ちました

特に、ケアする人のケアは、見過ごされがちです
医療現場でも、デブリーフィングやデフュージングと呼ばれる
いわゆるその渦中にある関係者同士によるケアが
いまでは認識され、行われていると思うのですが
であれば課題は、その質となります

この辺りのケアやフォローには
グリーフケア既に関わりのあるメンバーの役割が
期待出来そうです

一方で、こうした現場に
グリーフケアに携わる人間が入っていけるのだろうかか
そうした課題もあるだろうなと感じました

グリーフケア、なにそれ?
死別のケア?、縁起が悪い
グリーフケア、すでにやってます
そんな反応が、おそらく返って来そうです

わたし、グリーフケアやってます
そんな看板や肩書は、むしろ邪魔かもしれません

ですので、そこへの関わり方は
慎重に行うべきです

例えばグリーフケアに関心や既に関わりのある
看護師さんやコメディカルさんが周囲に声を掛けながら
その手法が役立ちそうな場面に携わったり
関わり方を提案してみる

有志でグリーフケアを勉ぶ集まりや
関係者が想いを分かち合う場を持つなどして
ゆっくりと、実践を重ねる方法も良いかもしれません

もしホスピスの立ち上げをこれから進めて行く団体であれば
グリーフケアを学ぶ場を作ったり
家族のケアを先行して実施することを通じ
その必要性を伝えていくことも出来そうです

グリーフケアで使うケアの方法論や実践は
非常に応用範囲の広いものだと私は感じています
子どもホスピスの現場への関わりの中でも
活かす方法を見つけていくお手伝いが出来たらよいな
今日はそんなことを、感じました

デス・カフェ@東京主催。ヒトやペットの区別をしない、死別・喪失のサポート、グリーフケアのお話をしています