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FIPにかかった子猫ちゃんとの生活が始まる

墨虎(モフ)ちゃんをお迎え

7月、我が家に新しい家族を迎えた。

コロナで実家(中国)にいる猫ちゃんと会えなく、リモートワークで家に時間が増えると共に寂しさも増え、ねこを飼おうというのがきっかけ。

2時間の電車ほど離れた千葉のブリーダーさんからの猫ちゃん。生まれて4ヶ月の男の子で、5兄弟の中に一番色が黒かった。どうやら黒い子は人気がないらしく、最後に残された。

最初にあったときに、少し遊んでいたらゴロゴロの声を出し、人懐っこい子だ。実家には子供の頃から何匹の猫ちゃんを飼っているが、自分に甘えてくれる子がいなかった。この甘えん坊を即決めた。

下痢の繰り返しがあることでお薬をもらった。契約時に、「FIPによる死亡の場合は保証しない」と書かれ、見慣れないワードがあるので、それは何かを聞いた。「猫ちゃんの病気だで、エイズとか少ない確率で出てくる病気です」との答え。どうせないだろうと、ふんふんってお話を聞き、サインをした。

帰宅後のおどおど感は一晩でなくなり、すぐに新しい家に慣れてきて安心した。黒かつ虎のような模様で、中国語で「墨虎」と名前をきめた。(読みは「モフ」)

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FIPを発覚

もらった下痢のお薬を混ぜたフードはどうやら気に入らなく、食べてくれなかった。下痢はそれほど気にしていなく、3週間が経った。

あれ、呼吸が変。間隔が短く、深呼吸の回数が多い。

病院でレントゲンをとったら、胸に何かが溜り、肺が潰されたせいで、呼吸が速いとわかった。FIPの可能性があると告げられ、その「何か」を抜いてもらい、PCR検査にかけた。

FIPは何か、そこからたくさん調べた。

「猫伝染性腹膜炎」という病気で、猫腸コロナウイルスから変異したウィルスである。下痢ウェット(胸や腹に水が溜まる)とドライ(眼にぶどう膜炎や虹彩炎)タイプがあり、どちらも食欲低下になり、1,2ヶ月で死んでしまう。致死率はほぼ100%

一週間後に結果が分かり、FIP陽性だとのことだった。

IMG_0019-2のコピー

FIPの治療をスタート

ネットで調べ、日本では確実な治療法がなく、延命治療しかないとのこと。その他に、ある薬が効くらしく、それが84日の投薬が必要で、合計100万円近くの値段になり、とても手の届かない金額でした。

治療するか、諦めるか。

まだ4ヶ月しかこの世にいなく、もっとたくさんを見て欲しい、食べて欲しい、いて欲しい。

ありがたく、初期にインターフェロンでウィルスを押さえ、胸水以外の症状がなかった。よくウィルスと闘っているなと、強い子だと思う。

他に自分で治療法はないかと、調べ続けたところ、自分の受け入れられる範囲のお薬を手に入れられた。

そして、FIPの発覚から3ヶ月が経った今、よく食べよく遊ぶ墨虎ちゃんは、1.5kgから4kgに体重が増えたなった。うまくいっていることに感謝。投薬は来年まで続ける。

私のかわいい家族墨虎ちゃん、どうか長生きするように。

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