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ギフトの定義

こんにちは。GRIメンバーズ事務局です。
毎月1日はギフト研究所代表山田からメッセージをさせていただきます。

そして、4月から「GRIメンバーズ」がスタートしています。
ギフト関連事業者の方には是非ご参加いただきたいコミュニティです。
お気軽にお問い合わせくださいね。

ギフトの定義

ギフトとは一般的に言われている「贈り物」「進物」をさします

日本では古くから冠婚葬祭をはじめとした贈答文化が存在し、人と人とをつなぐ大切なコミュニケーションツールとして育まれてきました。

それぞれの機会(オケージョン)に様々な慣習・作法があり、地域により異なる風習が存在していますが、時代の流れとともに古き良き伝統と現代の新しいニーズから生まれる文化が融合し、形を変えながら受け継がれています。

ギフトと言っても個人対個人、企業対個人、企業対企業など贈る主体や贈り方、贈る内容はさまざまです。機会や目的に、金額、儀礼的なものや気軽なものなど実に幅広い用途と商品が含まれます。

特徴(一般の商品と違いを明確にするために)

いわゆる「商品」でない「贈り物」の特徴として

1.贈り物を媒介として前の所有者(贈り主)の人格や感情が伝達される。
2.友情や信頼の持続性を表明するためお返しには一定の間隔をおく。
3.贈り物は交換価値という考え方はしない

過去の研究を参考に調べてみると・・・

フランスのマルセル・モースという社会学者の「贈与論」(贈与研究の原点といわれている書)では贈与をめぐる義務について3つ上げているので参考までに記すことにします。

①   贈り物を与える義務(提供の義務)
動機は様々だが、先例や慣習という暗黙の圧力や、受贈者が自分と他の贈与者候補を比べた時の結果を恐れる心理から発生する義務感により贈られる。人は意識的、無意識的にも受贈者からの見返りの回収を期待する。

②   それを受ける義務(需要の義務)
贈り物を受け取ることで債務意識が生じる。しかし贈り物を拒むことは人間関係を築くうえで禍根を残すことがある。そのため贈り物を受けることは関係を維持するための基本的なマナーと考えられている。

③   お返しの義務(返礼の義務)
「貸し」「借り」を作ったままでは双方が落ち着かないのでお返しをする。こうした受贈者に生じる義務感を互酬性(reciprocity)とも呼ぶ。

英語の“GIFT”にはどんな意味があるのでしょうか?

英語の”GIFT”には「天才の才能、特別な能力、天賦の能力」という意味があります。つまり神様からの授けられた天賦の才能・能力。それをギフトと呼ぶわけです。
ギフト研究所が当初提唱していた“ Life is GIft “もこのような意味も込めておりました。

プレゼントとギフトの違いは?

プレゼント(present)もギフト(gift)も贈り物を意味する言葉ですが使われ方に違いがあります。
英語のpresentは親しい人に贈る、友情や愛情などの気持ちを込めた私的な贈り物。giftはpresentよりもフォーマルな表現で価値ある贈り物を意味し、神様から授けられた天賦の才能と言う意味もあります。
日本ではギフトは改まった表現です。特に中元や歳暮などのフォーマルな慣例として贈る進物はギフトということが多く、目下から目上に贈る物と考えられています。
プレゼントはカジュアルな贈り物、ギフトはフォーマルな贈り物と考えるとわかりやすいですね。

 簡単にまとめてみましたが、いかがでしょうか?
6月には会員制度「メンバーズ」発足記念セミナーを開催いたします。

皆様のご参加をお待ちしています。

一般社団法人ギフト研究所
代表理事 山田晴久


▼今後の主な活動内容やイベント
(活動)
・ギフト研究
・ギフトを絡めた地域創生
・ギフト開発
・諸活動の広報&PR

(イベント)
・6月16日(金)16時〜 GRIメンバーズ設立記念セミナー&交流会



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