【音程】前回の問題の答えと、2度の音程を考える(増減)



さて、

今日のお話に行く前に、

先日の記事の最後に出しておいた問題の回答からやっていきますね‼︎

どうでしたか?
皆さんわかりましたか?

答えを言う前に、

2度の音程の考え方についてもう一度簡単にまとめると

・長2度の時は、2つの音の距離が鍵盤3個分。
・短2度の時は、2つの音の距離が鍵盤2個分。

こう言う事でしたよね。

これに当てはめていったらすぐわかる問題だったと思います。


まずは1問目のコチラ

シとドの音程。

シからドまで、白鍵、黒鍵入れて数えてみて下さいね。

すると、シ、ドのみの2つ。
と言う事で、これは短2度となります。


2問目。

ファとソの音程。

これも同じように。今回は黒鍵も間にあるので
ファ、ファ♯(ソ♭)ソとなり、3個分ですよね?

なので、これは長2度となります。


では、最後の問題。

これは、ん?ってなった方もいるんじゃないでしょうか?  

ソとラ♭

前回はこんな例は出さなかったので。

♭、♯がついた時もソとラの関係は2度と言うのは変わらないのです。

その事だけ踏まえて、後は鍵盤の数を数えるだけ。
ソ、ラ♭となり、これも短2度となります。



と、問題はここまででしたが

前回まだ言ってない所があるので、今日はそこをお話していきます。

さっきの最後の問題にもありましたが、
♯、♭が付いたとしても2度の関係は変わらないと言いましたよね?


さっきの問題はソと、ラ♭でしたが、

ソとラ♯であっても2度の関係です。

音符で表したこう言う関係。


じゃあ、その時の音程はどうなるのか?

鍵盤で考えていきますね。

こう言う関係になります。

この状態で数えていくと、ソ、ソ♯、ラ、ラ♯と鍵盤4個分になります。

この状態を、

増2度

と言います。


そして、もう一つ

シとドの♭。

この鍵盤の図は、ドに♭の付いてないシとドの関係ですが

これ見たら…

ドに♭つけて半音下げたら、シの音になるのわかりますか?

シとド間に黒鍵が無いので、ドを半音下げるとシになります。

このド♭って言う表記は楽譜上使う事もあったりするんですよね。

シでは無く、元々のドが半音下がってるって言う意味がちゃんとあってのド♭って表記になるのですが、

こう言った、シとド♭の様に楽譜上では表し方が違うのに実際は同じ音ってのを

異名同音

と言います。

で、コレは数えられないので覚えておいてください。

この場合は

減2度

と言います。


何となくわかってもらえましたかね?

この、長短、増減って考え方は

他の度数になっても基本的な考え方は同じなのですが

減 短 長 増
幅が狭くなる← →幅が広くなる

他にも完全と言う言葉も出てくるので、その辺はまた次の機会に説明します。

こう言う感じで、
減に向かうほど音の幅が狭まる。
増に向かうほど音の幅が広まる。

って事なんですよね。


とりあえず、

前回と今回は2度のみの話をしているので、

ここだけを理解してもらえたら大丈夫です。

増や減が付く2度の考え方をまとめておくと

・増2度は2つの音の鍵盤の距離が4個分。
・減2度は2つの音、譜面上では違うけど、実際の鍵盤の位置は同じ場所。

こう言う事ですね。



では、最後に前回やった短2度、長2度。
今日やった短2度、増2度を混ぜて問題出すので

また考えてみてくださいね。


①ドとレ♯

      

②ミとファ♯


③ミとファ♭



④ラとシ♭



⑤ファとソ


♯や♭が付くと、

何かややこしくなった様な気もしますが、

考え方は簡単です。

2つの音の音が鍵盤で表すと何個分違うかを考えれば良いだけです。

慣れない間はこんがらがるかもしれませんが、落ち着いて考えてみて下さいね。



今やってるこの音程、

結局何のために覚える必要があるの?
ってなるかもしれませんね。

これは、
今後、スケールやコードのお話していく上でも必要になる所なのです。

でも…
最初はそんな所はあまり深く考えずに

2つの音の距離を考える

って事だけで集中してもらえれば良いかなと思います。


最初は2度からのスタートになりましたが、

次回からは残りの度数、一つずつゆっくりやっていきたいと思います。


毎回、こんな話ばかりだと疲れちゃうと思うので

次回はさっきの問題の回答だけにしといて、
その後はちょっと音楽理論以外の話なんかもしていこうかなと思ってます。

では、また次回お会いしましょう‼︎

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