『宇宙少女漂流記』第23週(第111回)

溶岩チューブのなかの銀色のドームが、2101年に存在する研究施設群を建造する際に気づかれなかったはずはないので、歴史のどこかの段階でアナビスの資料を含めたドームの存在が丸ごと隠蔽されたという説。
(だとすると、2101年の段階でどこかの国(または組織)はアナビスの正体を把握していた可能性も)

火星を動かすテレキネシスや、小惑星帯から直結するワームホールなど、SASにより増幅されたキャロットエンデバー号メンバーの超能力をはるかに上回る力を発揮するアナビスの恐ろしさ。

ワームホールの出現時に、重力レンズ現場が観測されるというのはなかなかに興味深い設定でもあり。

銀色のドームが無人施設とはいえ(だからこそ)外部との通信が必要なはずだけれど、溶岩チューブの外からの電波は届かないことを考えると、何かしらの方法で地中を通したアンテナを月の地表に伸ばしている可能性も。
(あるいは、アイリちゃんたちが気づかなかっただけで、チューブ内に中継装置が配置されていたか)

施設内のレポートをもあちゃんがスラスラと読めているのは、レポートがもあちゃんの知っている言語で書かれていたのか、あるいは(序盤の地球からの通信が自動翻訳されたように)翻訳装置が宇宙服のヘルメットに内蔵されていて、翻訳された文章がHMDのように表示されていたのか。

アナビス誕生の誕生は、強い生命力を持つクマムシが古代のウイルスに感染した状態で、再生実験中に強い放射線にさらされた結果、とのことで、これがクマムシではなく人間だったら、アメコミヒーロー(あるいはヴィラン)が誕生していたかもしれない。

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