『宇宙少女漂流記』第23週(第114回)

冒頭の幻覚(?)を見ているもあちゃんのモノローグから、アイリちゃんたちの叫びに切り替わる演出が、ボイスドラマながら情景の見えるような演技・SEのクオリティの高さで。

もあちゃんの宇宙服の亀裂については、ここまでで特に言及はなかったけれど、胴体着陸の衝撃で傷がついていたことに気づかなかったか、あるいは溶岩チューブに飛び降りた時の衝撃で傷がついたか、と考えられる説。

本編では初めて、アナビスの精神攻撃を受けている人の心理が描かれているのも印象的で。
(周囲の人間に対して敵意を持たせるのではなく、本人の意思や自覚と異なる行動を取らせることで、相手を操作するという、かなり高等な攻撃である可能性も)

アナビスの精神攻撃は、相互に殺し合いをさせることでエサとなる人の死を発生させるスタイルだけれど、今回のように一人だけが攻撃を受けている状況だと、もあちゃんのようにどこかのタイミングで正気に戻るという可能性も。

もう一人のもあちゃんが訴えかけていた、時間や空間がなくなって消滅することに対する恐怖は、アナビス自身が恐れている事柄という可能性が。
(そういう意味では、消滅(絶滅)に対する恐怖は全ての生命体に共通という説もあるけれど)

ここに来て新しく登場した、生体メモリーというガジェットについては、2101年には当たり前すぎてここまで言及されてこなかったということで辻褄はあっているのだけれど、もしかするとどこかに伏線があったのかもしれないので探してみようの気持ち。

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