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鍼灸の禁忌

今回は、
鍼灸を予約する前に知っておきたい
禁忌や諸症状について
です。

 *  *  *  *


鍼灸には様々な効果があります。
「通院して薬を飲んでも変わらない」
「マッサージに行ってもよくならない」
「長年の慢性症状で辛過ぎて」など
症状がよくならず鍼灸院に来たという方も多いです。

ですが、

施術を避けた方がよい
禁忌の症状や疾患、
痛みの種類により
鍼灸治療を行えない場合もあります。

安心・安全に施術を受けるためにも
病院へ行くことが優先の症状、
通院中の方は、
事前に担当医師に確認、許諾。

鍼灸院に事前申告、相談をし
予約をしましょう!

以下の内容を参考にしてみて下さい。

 *  *  *  *

◆鍼灸治療が禁忌になる人

WHO(世界保健機関)のガイドラインでは
鍼灸治療を避けるべき6つの疾患があります。

悪性腫瘍(ガン)のある人
●出血性の疾患がある人
●妊婦の人
●すぐに手術が必要な人
●重い動脈硬化症の人
●動脈瘤のある人

世界保健機関 禁忌6つの疾患

他にも、鍼灸に関わらず
病院を優先すべき病態があります。

「脂肪塞栓」
外傷や糖尿病、脂肪肝などでも起こり、
特に骨折後48時間以内はリスクが高く、
➡この状態で患部へ鍼は行いません。

動脈瘤」
急な血流や血圧の変化が生じる病態
➡治療自体を控えた方がよいこともある。

痛みの症状や箇所により施術可能な場合もありますが、
鍼灸施術を受けたい場合は、必ず医師に確認・相談のうえ、
鍼灸予約時には、医師の診断と症状を必ずお伝えください。

◆禁忌の理由について

WHO(世界保健機関)の
「鍼治療の基礎教育と安全性に関するガイドライン」
禁忌の項目では

「この治療法の完全な禁忌の症状にを規定するのは困難である。しかし上記の症状に当てはまる人は避けるべきである」

「鍼治療の基礎教育と安全性に関するガイドライン」

と記載されています。
「禁忌だから鍼灸治療はできない!」
というわけでもありません。

例えば、
「心臓疾患」で
ペースメーカー植込みの方も
鍼灸治療はできます。
ただし、パルスなど通電が生じる
機器の使用はNG。
当然、施術者が理解、確認すべきことですが、
疾患特有の薬を服用されており、
体調により医師に確認が必要なこともあります。

◆病院へいくべき症状

鍼灸院のみならず、以下の症状がある際は
まず、病院へ行き症状を確認しましょう!

・事故やスポーツなどによる外傷
 (切り傷や出血したもの)
・感染症や発熱を伴うもの
・急な腹痛や胸の痛み
・激しい頭痛で吐き気やめまいを伴う
・これまでにない痛みを伴うもの
 (骨折等の可能性があり)

外傷、酷い痛み、感染症、発熱を伴う
急性症状は、基本、病院に行くことが大事!
重篤なケガや病気ではないことを
確認することが最優先
です。

◆鍼灸院がおすすめの症状

上記以外の症状は、鍼灸院で対応可能です。
日常で生じやすい

ぎっくり腰(背中)、寝違え、足がつる、
スポーツによる筋肉痛、ケガ後の後遺症症状、
慢性的な痛みや不快感。
痛み・こり・ハリ・しびれ・不調  など

鍼灸で速やかに改善できる症状です。

ただし(私の場合)
患者さんから症状を伺い、
お体を拝見後の判断によっては、
患者さんに状態をお伝えし、
病院へ行くことをお伝えします。
(治療費は頂きません)

◆最後に

国家資格者のいる治療院では、
民間のマッサージ店や整体店とは違い
カウンセリング時間を設けます。

現在の状態、症状がいつからなのか
当日の体調、既往歴などを伺い
出来ること、出来ないこと
しっかり説明をし、
施術中も状態説明をしてくれます。

施術後は、
体調確認、治療を続ける際の今後の方針、
およその期間など、伝えて頂けます。
気になることは
遠慮なく質問しましょう!

安心・安全・信頼して
鍼灸治療を受けていただくためにも
上記禁忌の症状、疾患をお持ちの方は
予め医師の同意を得てから
予約時に状態を伝え
鍼灸師の判断を仰いでから
来院されることをおすすめします。

ではまた

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