そうして、きょうも片付けてみようか
「おっ!ここキレイになってるね!」
一瞬、何を言われたのかよくわからなかった。
「ん? 今、もしかしてほめられた?」
ニカっと笑う息子を眺めながら、ようやく理解が追いついてくる。
昨夜、「せめてこれだけは。」と片付けた甲斐があった。
それにしても、うれしいー!
気付いてもらうって、こんなにもうれしいんだね。
「ま、明日やろう」といつものように後回しにしようとした。
でも、それをなんとか自分を奮い立たせて片付けたのだ。
ほんの数分の作業だけど、それでも私はがんばった。
うちは普段からそれはもうスゴい状態で、
本当に足の踏み場に困るほどのカオスの中で暮らしている。
息子は収集癖があり、母は片付けが大の苦手とくれば、
容易く想像してもらえるだろうか。
片付けても片付けても、次の日には元通りを繰り返す日々。
それでもまだ息子が幼かった頃は1日の終わりにはさっぱり片付けていたのが、息子の成長と共にモノが増え続けていて、散らかし方もダイナミックになり、近頃はもう見なかったことにする日の方が増えてきた。
でも、そんなモノだらけの部屋の住人でも、
スッキリ整頓されてる生活をまだあきらめてるわけでは断じてない!
片付けたい気持ちは一応持っているし、こんな生活を変えたいといつも思っている。
まずは毎日少しづつ片付けをやってみようかな。と。
昨夜は、「せめてこれだけは今日の成果に。」
その辺に引っ掛けて、積み重なったような衣類をまとめてクローゼットへ片づけた。
そのことに気付いてくれた息子のコメントが冒頭のひとことである。
些細だけど、私にとってはとびきり特別な息子の言葉にキュンとした。
ほめることだけでなく、さりげない気付きの絶大なる力を身をもって知った母です。
「さあ、今日も片付け…がんばろう!」
#育児日記
#子どもに教えられたこと
#思わず笑った子どもの言動
#ASD
#片付け
#汚部屋
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?