2021下半期ベストアルバム10

こんにちは、抹茶ミントです。

ついに冬!冬といえば、下半期ベストアルバムの季節!
ということで(前置き雑)、今回は「2021下半期ベストアルバム10」という題で記事を書こうと思います!

※この記事は、「2021年下半期ベストソング10」の記事とセットになっています。↓

それでは早速!


WOOLLY/さとうもか

個人的に、これからのJ-POPを牽引していくアーティストの、最先端にいるイメージがある、さとうもかさん。めちゃくちゃポップだけど、言葉に出来ない「なんかすごい」感じがしますよね。

1曲目「Weekend」で、いきなり不気味?というか、見たことない世界に引きずり込まれた気がして。「Woolly」で一気に視界が開けるけど、後続の曲もなかなかユーモラスで、飽きずにずっと聴けます。特に、「ながれぼし」とかは、バラードでメロは綺麗めなのに、コードは不協和音っぽいのがあって、癖になりますね〜。


ingredients/chillspot

2019年結成の4人組バンド・chilldspot の1stアルバムです。お洒落を極めてますよね、このバンド。ティーンエイジャーなんて信じられないです。

最近のアルバムのフォーマットなのか知らないですが、前半にパンチ強い曲が入りがちなイメージがあります。このアルバムも、既発曲とかリード曲でM1〜M5を固めてて、いきなりフルスロットルで来た!っていう感じ。「夜の探検」では、Vo. 比喩根さんの声が、夜の暗さを思わせる。かと思えば「未定」ではポップに、「Groovynight」ではジャジーに、自由自在にリスナーを振り回します。聴いてて、ひたすら「うわあ、やべえ…」ってなりました。


夜にしがみついて、朝で溶かして/クリープハイプ

何でこんなに早く出てくるんだ、もっと順位高いだろ!って思った方もいるかもしれません。イヤ、ほんとにそうなんです。一聴して、「このアルバムやばい!」ってすごく感動したんですよ。ただ、申し訳ないのですが、このアルバムを語れるほど、何周も聴けてないんです…。それで、この位置にせざるを得ませんでした…。

このアルバムで面白かったのは、共通の歌詞ですかね、、。「料理」と「こんなに悲しいのに腹が鳴る」とか、「キケンナアソビ」と「モノマネ」で歌詞リレーっぽいのをしてたりとか。歌詞についてはそんな深く言えないですけど、やっぱり尾崎さんは文学者だなあ、と思うと同時に、曲も相変わらず最高だなあ、と。「ポリコ」のギターリフ、めっちゃかっこいいですよね。


Amulet/SHE'S

今年、結成10周年を迎えたSHE'Sですが、「追い風」のリリースで、知名度がかなり上がったように感じました。その「追い風」を2曲目に構えるのがこのアルバム。数日リピートするぐらいにはハマりました。

このアルバムは、曲順がめちゃくちゃ好みで、1枚を通していい作品だったと思います。まず、1曲目のインスト→追い風で始まるのが、すごく華やか。いきなりクライマックスのような高揚感があります。が、そこから「Delete/Enter」「If」といったダンサンブルなナンバーが続き、「アルバムはこれからだよ!」というような、引き戻される感覚があります。

一方で、「Chained」の壮大なサウンドや、ゴスペル隊を率いた「Imperfect」は、グッとくるものがありますよね。「Spell On Me」を、さらに大きいスケールで奏でた後の「Take It Easy」は、多幸感そのもの(春が来てぼくら→Simple  Simple Anecdote の法則、って言ったら分かる人もいるかも、、)。ラストは優しく締め括って、聴いた後にしばらく感慨に浸っちゃいます。


nerd/Kroi

厳密にはEPなんですけど、アルバムとしてカウントしました。たった6曲ですが、あまりにもまとまりが良かったので、、、

このアルバム(EP)の核となる曲は、テレビCMにもなった「Juden」。ファンキーかつポップな、Kroiの新境地と言っても過言じゃないくらい、最高な楽曲なのですが!なのですが!敢えてここで特筆したいのは、M4〜M6の流れです。まず、4曲目の「Blueberry」は、歌のないインスト曲でして。この楽器陣のお洒落なセッションをきっかけに、1〜3曲目から雰囲気をガラッと変えます。続く「おなじだと」、「WATAGUMO」の、ローテンポでクールに聴かせるナンバーで幕を下ろす、という。たった6曲の中でも、流れで聴いて楽しいEPですね。


セカンド/THE KEBABS

ロックバンドが本気を出した!6ヶ月連続リリースを経て生まれた「セカンド」は、1stとは打って変わって、「プロの音楽家が凝りに凝った」ヤバいアルバムになっています…。

3曲目に、バラード「ラビュラ」を持って来るのは意外でしたが、前半はわりと順当に進んで行きます。しかし「てんとう虫の夏」から、「何だこれ!?」みたいなのが続いていって。「ジャンケンはグー」は、シンセとかのいろんな音が入っている、楽しいダンスチューンです。が、歌詞は「俺はジャンケンでずっとグー出すぜ」ってことしか言ってないんです。

でも、よく考えたら、ケバブスってそういうバンドだったなあと思って。「歌い出して言葉が無けりゃ適当でいい」人たちだから、何の歌詞を歌おうととカッコいい。それがロックバンドだ!みたいな。そういう意思の表れたアルバムなのかな、と思いました。


ニュイ/パスピエ

アルバムを出す毎に、別の方向に進化していくパスピエ。正直、前作「synonym」を超えるアルバムは出ないと思ってました。でも、今作「ニュイ」は、前作と比べてどうこう、とかじゃなく、また別の次元に行ったなあと茫然としてます、、
ドラムが打ち込みになって、バンド感というよりは、サウンドがシャープになった気がします。

「深海前夜」は、新しいサウンドに、従来のパスピエらしいメロディーを乗せて歌うオープニング曲。これから「アンダスタンディング」「ミュージック」と、配信シングル曲を並べています。このアルバム、既発曲が多いですよね。シングルで出してた曲も、配置次第で印象が変わるのが印象的です。

また、アルバム曲もそれぞれ個性があって、シングル曲に見劣り(聴き劣り?)しないんですよね。個人的には「はらりひらり」が、ニュイの象徴曲なのかなあと思っていて。ピチカートやシンセベースの音が派手に入っていて、「今回のアルバムはこういうモードなんで」っていうマインドが表れた曲だと思うんですよ。(余談ですが、この曲の終わりの上昇音、めちゃくちゃ「リンちゃんなう」のイントロじゃないですか??)


NEE/NEE

「不革命前夜」で一躍名を広げたバンド・NEEのメジャーデビューアルバム。きっと、あっという間にアリーナ級のバンドに成長するんだろうな、って思うくらい、圧倒されました。

インスト「全校朝会」のワクワク感→「第一次世界」の繋ぎは、飛行機の離陸みたいな上昇感があって、アルバムの始まりにふさわし過ぎます。そっからの、「アウトバーン」「下僕な僕チン」は、まさに派手すぎる自己紹介なんですよね。早々4曲目にして、NEEワールドに圧倒される、いや、圧倒されるしか無いんです。中盤でも飽きること無く、「夜中の風船 Mark Ⅱ」などの目玉を投下していきます。多くのジャンルをごちゃ混ぜにしつつ、NEE色に染め上げた「因果オウホウ」は、今年いちばん聴いた曲かも知れないです、、。

でですね。このアルバムのいちばんの推しポイントが、「不革命前夜→ビリビリの〜ん」。やっぱり、有名な曲をアルバムのどこに入れるかって、すごく考えると思うんですよ。このアルバムで言ったら、「不革命前夜」ですけど、その曲目当てでアルバムを聴く人も、沢山いるだろうし。それで、今作はその「不革命前夜」の後に、「ビリビリの〜ん」という曲が置いてあって。この「ビリビリの〜ん」、だいぶクセが強くて、NEEでは新しいタイプの、挑戦的な曲だと思うんです。そんな曲を、ヒットナンバーの後ろに置くっていうのが、NEEの「一筋縄ではいかない」マインドの表れに感じて。こういうとこが好きなんだよな、ってなりました。


The GARDEN/the peggies

待望のアルバムですよ!2年半以上振りのセカンドアルバム「The GARDEN」は、より多くの人に聴いて欲しいアルバムです!

前作「Hell like Heaven」は、バンドサウンドが基本のロックアルバムでした。それに対して今作は、鍵盤や弦楽器が派手に入っている曲が多く、ポップさ全開の仕様になっています。リード曲「ドラマチック」は、EDMも取り入れたダンスナンバーで、このアルバムの象徴となる楽曲であると言えるでしょう。

全10曲と短めですが、前半・中盤・後半で起承転結があって、充実した一枚だと思ってます。「ドア」「Contrast」では、ゆうほさんの弱い部分を曝け出したような、絶望や自己嫌悪を歌っていて。でも、続く「足跡」の、「僕よ僕になれ」「君よ君であれ」という歌詞は、弱い自分も肯定するんだという強さをくれる。最後は、前を向かせてくれる。そんなアルバムだと思います。
そして「スプートニク(2021)」ですよね。昔より洗練された音で再録された「スプートニク」、最高すぎます、、。ペギーズにしか出せない、切なさと明るさを持った、最高のアルバムです。


DIALOGUE+1/DIALOGUE+

豪華すぎる作曲陣と、豪華すぎる演奏家たちと、豪華すぎるメンバーによる、豪華すぎるアルバム。何度聴いても感動が損なわれない、最強のアルバムだと思います。

曲間でいうと、「Sincere Grace」→「人生イージー?」、「あやふやアスタリスク」→「君の花火と夏と青」、「透明できれい」→「はじめてのかくめい!」等々、痺れる繋ぎが散りばめられています。特に、最後の4曲の流れは最高。「おもいでしりとり」の圧倒的優勝感、からの「20xxMUEの光」のハチャメチャ感。そしてクライマックスの「透明できれい」で終わりを迎えると思いきや、、デビュー曲の再録どーーん!目まぐるしく変わる情景を、全部包み込むようなラスト。気づけば、もう一度1曲目から流しています。これだから、音楽ファンをやめられないと思わせるような、今年イチの名盤!



おわりに

いかがだったでしょうか??
これに関しては、完全に自己満足なので、読みにくかった部分もあったかも知れません、、

でも、2021年は本当に名盤がたっくさんありましたね、、来年も楽しみです!!

ベストソング10の記事もよければ、、↓


それでは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?