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療法士投稿会(2016.06.25)

4月よりPM&Rさんが中心となって行われている療法士投稿会へ私も今回参加します。

今回のお題は新人セラピストへお伝えしたいこと。

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患者の立場から参加させて頂きます。

☆慌てないで、自分のペースで成長して行って下さい。


私がこれまでに担当して頂いた方の中には先輩に早く追いつこうとしてしまう理学療法士や頑張ろうとするあまり、力いっぱいマッサージや関節可動域をやってしまう理学療法士に出会いました。

自己研鑚しながら、先輩に教わりながら、自分のペースで成長して行って下さい。

それぞれのペースがあります。

誰も急かさないと思います。

ひたむきな姿を見ることで、患者さんも〔この人にお任せしよう〕って思えます。

☆自分じゃ力不足だから、なんて思わないで!

新人のうちは、誰も未熟です。

教わりながら成長して行くものです。

〔先生がいいんです〕って言ってもらえるようになったら、自分が頑張って来た証拠です。

私もそのように褒めながら成長してもらえるように、接して来ました。

力不足だから、って言って引かないで下さい(そのことで患者さんが離れてしまう場合があります・・・私自身がそのような状況の理学療法士と対峙して、担当変更を申し出た経験があります)

自分がどのように接して欲しいのか、それを患者さんに伝えて下さい。

〔ボク、褒められて育つコだから!〕と言われた理学療法士もいました。

お伝えすれば、叱るときは叱る、褒める時は褒める、メリハリをつけながら、接して下さる方もいます。

☆腕時計の装着、クロックスやサンダルの使用はしないで下さい!

腕時計やクロックス、サンダルの使用は、患者さんを転倒させてしまったり、引っかけてしまう恐れがあります。

※腕時計がどうしてダメなのか?

バランスの取れない患者さんの担当になった、という想像をしてみて下さい。

向かい合わせて歩くことになります。

しかも、患者さんの手を持って(手を取って)の介助をしながらです。

・・・ということは、腕時計で患者さんの手を傷つけてしまうかもしれません。

自分は大丈夫、という感覚は持たないで下さい。

※クロックスやサンダルの使用が何故ダメなのか?

これも、先ほど同様です。

向かい合わせて歩いた時に理学療法士の足と患者さんの足の出し方によっては、患者さんが理学療法士の足を踏んでしまう場合があります。

この時に理学療法士の履き物がクロックスやサンダルの場合、脱げてしまうかもしれません。

ベッドに上がる時の着脱の関係からこの履き物を選択されているのでは?という話も頂いたことがありますが、患者さんの安全確保と自分たちの着脱の問題と、どちらを選択しますか?

この2つに関しては、ベテラン療法士さんにもこれまで何もないから大丈夫、という感覚だけは持って欲しくないです。

患者さんの立場から、見てて、とにかく怖いです。

〔患者さんに何かあったらどうするんだろう〕って思ってしまいます。

いつか・・・他に飛び込んでみたい!やりたいことが見つかった!という世界・・・分野が出来て、今の職場を退職する時が来るかもしれません。
でも、それまで勤務した病院、老健、訪問・・・とあると思いますが、そこの名前を背負っていることを忘れないで下さい。

未熟なまま退職しないで下さい。

大丈夫だろうか・・・と心配しながら送り出すことになった方もいるそうです・・・。
私自身も、昨年現在のクリニックへ転院し、その後に前の病院の職員さんにお会いして1年半でセラピストが退職した、という話を伺い、心配しております。

最後に・・・

新人さん、先輩に追い付こう、追い付こう、としないで下さい。

それは、感受性の高い患者さんなら、すぐに気付かれてしまいます。

私もそういう気持ちを察した時、やりきれなかったです。

どうしたらよいのか、どうしたらこの療法士さんの緊張を解いてあげられるのだろう・・・。

そんなことを思いながら受けて来ました。

たわいのない話でそっちの方から気持ちを逸らせるように、私なりに気遣って来ました。

その時の担当さんがどう思ってくれていたかは今となっては分かりませんが・・・。

気負わず、頑張って下さい!

この時期は、新人さん、緊張しているだろうな・・・緊張しなくていいんだよ、自然体でね!と、遠くから、応援しております。

※だいぶ古い記事です。
こういったものをすべてこちらに移行しようと思い、重なるのを構わず書いております。
ごめんなさい。