UNIT650プライマリー
今回はプライマリーを開けてステーターコイルの交換と、レギュレーター の交換。
下の展開図のマークされているパーツを交換します。
今回の車両はすでに12v発電機(単相交流)が搭載されていますが、今回は更なるアップグレードで「12v三相交流発電」へ交換します。
ちょっと難しい話になるけど、頑張ってね。知っておいて損の無い知識だから。
まずはトライアンフの発電機について、別体時代は主にダイナモ発電。別体モデルのエンジン前方に突き刺さってるヤツ。あれダイナモ。
今回はユニットなのでオルタネーター発電だ。別体だとDUPLEX期や珍しいところで54年の最終リジッドモデルにも採用されていたね。ユニットは全部オルタネーター発電のタイプ。プライマリーの中にいるアイツがソレだ!で、今回はオルタネーターを単相から三相へアップグレードします。バッテリーの話も付け加えなきゃならないから、電気苦手だよ。。って人にも分かりやすく説明して行きます。頑張って!
本来、トライアンフって6vから始まっているんだけど、それが12v化される訳だ。
進化したって話。コレに伴って搭載しているバッテリーや電球は12v用に刷新されます。ハイ。ここまではわかるでしょ?
コレと似たような電気の進化の話ですねぇ。簡単ですねぇ。
12vになったけど、弱い。最近のバッテリーってトライアンフの事なんかしらねぇ。つって、ドンドン進化してんのよ。昔のバッテリーって横倒しとかしちゃダメ。でも今のって平気になってんの。つまりコレがMF(メンテナンス・フリー)バッテリー。で更に進化してすんごく小さく軽くなったのがリチウムイオン系。
今回のこのバイク。電熱ウェア着て、ETC搭載して、その上スマホの充電も可能な寒冷地旅仕様に耐えうるマッスルな電気系統を目指しております。
ニューオーナーは決まってしまったが、承諾を得たのでこのバイクで春先以降にロングツーリングに行こうと思っている。その時、快適に走れるようにどうしても必要なモデファイだ。このアップグレード仕様は、その様な過酷な状況以外でも得られる恩恵は大きい。特にフルトラ点火へコンバートしている個体にとってバッテリーの安定した電源供給はトラブルを防止するのに最適な処置の一つだ。「ボイヤー社のブラックボックスが死んでしまう。」「オススメのフルトラKITはどれですか?」などの問い合わせが多いのだが、電源供給元であるバッテリーと発電機について問われる事は少ない。
今回はT140系の中でもハイパワーな電力を必要とするセルスターター採用モデル用のステーターコイルをチョイスしました。
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