自分の気持ちくらい

自分の感受性くらい、自分で守ればかものよ…とは、有名な詩ですが、自分の気持ちくらいしか自分でコントロールできるものはないのだな。自分がどう感じるか、幸せなのか、楽しいのか、充実しているのか、退屈しているのか、悲しいのか、飽きているのか、寂しいのか、それは他の人が何をしようが全く関係ない自分の中のことなのだ。

とーーーっても小さなことだけど、数日前にえらく気にいるバンドを見つけて、彼らの音楽をノンストップで聴いている。めちゃめちゃハマった。彼らの音楽を聴いていると何だかよくわからないけど頭の使っていなかった部分が刺激されて楽しくて、別に一人でいようが、他の人から何を言われようが、どうでも良い、私の気持ちは変わらない。大袈裟だけど、生きていて楽しい。ここにいて音楽聴いているだけで楽しい。

自己啓発やスピリチュアリ系では、誰かが幸せにしてくれるのではなく、自分が幸せだから幸せなんだということがいわれるけど、本当に私が楽しいと感じるかは、他の人は全く関係ないんだ。たった一つの音楽で幸せになれる。私の幸せや感情は、周りの誰かが何かをしてくれるから、私について評価してくれたり、私がやっていることが認められたり、そういうことじゃないんだな。確かに私の感情は別にある。だから他の人の反応は別にあるのだなって、確かに感じる。

なんだか音楽一つで…とは思うけど、今まで長い間好きなものに出会わなかった。音楽も20代の頃に誰かを追っかけるのはやめようと思った。仕事は嫌いじゃないけど、生活と時間潰しの面もある。研究は好きだけど色々と我慢してひとりでやっていたら苦しくなってしまった。頑張れなくなった。業績がなくてジタバタしていた。そして好きなものって忘れた。

やるべきことをやっているだけじゃ仕事も人生も続かない。ただ毎日決まったことをこなして過ごして、週末にちょっと息抜きしてテレビやインターネット、アルコールで気持ちと時間を流しているだけじゃ、人生無駄遣いしてるだけだ。使命感や義務よりも、もっと自分の中の温かい気持ち、好きだって気持ち、愛がベースでないと。自分の中に温かい気持ちがないから、誰かに優しい言葉や良いことを言ってもらって、自分を暖かくしようとしてたんだ。でも自分の中に温かい気持ちがあれば、誰かにもらわなくても大丈夫。何だかずいぶん久しぶりに心の中の穴が塞がったみたい。好きなものができるっていいね。

ちなみにハマっているのは、AJRです。今更だけど。でもめっちゃ気に入ってます。