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「ドキュメンタリー映画」のドキュメント(4)

写真は鉄博で食べる予定だった「キティちゃん500系弁当」

いよいよ撮影の日が近づいてきました。
にも関わらず、子どもってこういう時に「察知したのかのように」やらかしてくれます。それは「子育てあるある」でもあるのですが、前々日の日曜の午後に息子発熱!まだ2月下旬で寒い時期。つまりはインフルエンザが猛威を奮っている時期です。二日後の撮影を延期にしてしまっては、アメリカからきている撮影隊にも迷惑がかかります。早速コーディネーターに連絡をし、発熱をした旨を伝えてから次の日の月曜日(打ち合わせ前日)に病院に駆け込みました。

実はこの日は息子は保育園での「卒園遠足の日」の予定でした。行く場所も大宮の鉄道博物館だったので楽しみにしていたのですが、その時には熱は微熱よりややあるくらいにはなっていたのですが、撮影の予定に「保育園への送迎シーン」が入っているので、インフルエンザと診断された場合は、その撮影はできなくなる。なんとか陰性であって欲しいと思った願いが叶ったのか、インフルエンザは陰性。1日ゆっくり過ごせば熱も下がるだろうとの診断に、ホッと胸を撫で下ろしました。まあ、もしかしたら「ドキュメンタリー」でしたから、臨機応変に対応してくれたかもしれませんけどねwww

撮影前日(2月26日)は午前中に川崎市で講演があって、午後からの打ち合わせに間に合うように大急ぎで自宅の最寄駅まで帰ってきました。その間お昼ごはんも食べてなかったので、自宅近くのコンビニでおにぎりを買って帰って食べようと思いながら、コンビニの近くの交差点まで来た時です。そこに一人の外国人が立っていました。うちの近所に外国人が立っていることはあまりないことなので「あれ?もしかして……もういる?」と思っていると、その外国人が僕を見つけるとにこやかに「Hello!shuichi-san!」と両手を広げるじゃありませんか。ああやっぱり、と思ってこちらもにこやかに握手のために手を出すと握手をしながら「金髪だったからすぐにshuichi-sanだとわかったよ」みたいなことを言ってきました。そして、次に「Nace shoes!」と言ってきて驚きました。実は数日前にとあるyoutuberの動画で「アメリカ人はいい靴を履いてると必ず褒める」と言っていたのを憶えていて、まさにそれが実証されたからです。二人でコンビニまで歩くと撮影隊がみんないて、日本人のコーディネーターの方が「早く着いてしまったので、みんなでランチをしてたんです」とのこと。こちらもまだ何も食べてないことを伝えると「少し遅くしましょうか?」と言ってくれましたが、さほど待たせる気もなかったので、予定通りの時間に自宅に来てもらうように言って、僕もコンビニでおにぎりを買って帰りました。

30分後に撮影クルーが自宅にやってきて、クルー全員との顔合わせ、部屋の間取りや撮影していい場所、普段の居場所やキッチンなどを確認。そして次の日のスケジュールや撮影の流れなど、トータルで2時間ちょっとの打ち合わせを済ませました。その間、クルーからスマホで写した自分の子どもの写真(クルーみんな「パパ」です!)の見せ合いっこまでして、すごく打ち解けた感じになり、いよいよ撮影を迎えるのでした。

つづく

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