収功・シャバアーサナの意味合いと肉体1

 ヨガでも気功でも、どっちでも良いんですが(厳密には良くない)基本的な練功をした後に収功と言って自分の体を元に戻す工程は必須とされており、これを欠かす事はタブーになっています、そりゃ訳のわからん事ばかり体験させたがるような所では意図的に省略しているかもしれませんが・・

 やりかたとしては収功の一例として、突っ立って力を抜きつつ北斗神拳の前フリみたいに両手を頭の上に挙げていわゆる丹田までゆっくりと両手で円をえがきつつ誘導し、腹に気を戻すようにするものから始まって後は似たり寄ったり、ともかくエネルギーや自分の意識を通常に戻す事を5分~10分はやって修行のシメにするそうな。

 一方ヨガはシャバアーサナ、日本語訳が有名ですが死体のポーズという不吉極まりない名前ですがこれ、死体が完全に脱力しているように力を抜いた状態を目指すポーズで、これ一つ極めればヨガはマスターしたも同然というさすがにそれは盛りすぎでは無いかと言いたくなるようなポーズを、ヨガった後に収功として(ヨガにこの用語は無いけれど同じ意味なので)みっちり1時間は行うように指導がなされる筈・・です、僕は精妙なポーズに意識を向けろ派の事をあまり知らないので。あとこの死体のポーズですがきっちりヨガをやり込んだ後にやると、特有の気持ちよさがあるのは一部で有名でありあの象気功様でもヨガとかどうでもいいけどこれだけは気持ちいいからやってるというお方が登場されていました、気功でそういうのはあまり聞かないのでヨガの方が基本火力が大きく、気功はそれより多少細かい事がしやすいけれども出力不足なのではないかという考えを強める事柄は幾らでもあり、その筆頭としてこれが挙げられると思っています(余談)

 専門外ですが似たような例を挙げておくと、少林拳法の元になった?かもしれない易筋経もひたすら座り続けて坊さんの健康によくないから編み出されたが一説としてあり、今でも禅寺に行けば座禅と座禅の隙間に道場の壁に沿ってぐるぐると坊さんたちが走り回る事によって、座ってばかりでバランスの取れない体を元に戻しているようなのでわりと実践する人たちの間では一般的なようです、スーフィーとかも気になりますが実際に何やってるかの壁がますます厚くなるので・・

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