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コーヒーセミナーを開催して感じた「コーヒーの価値」

昨日、当店カフェでコーヒーセミナーを開催いたしました。個別開催を除けば、当店の公開でのコーヒーセミナーは実に1年ぶりでの開催となりました。コロナ渦の心理的不安が拭えていない中ではありましたが、多くの方にご来場いただき、無事に開催できました。とてもありがたく感じておりますm(_ _)m

さて、今回のセミナーでは「安定したコーヒーの淹れ方」をテーマに、座学・実践を交えてお話いたしました。内容や技術論についてはここでは割愛いたしますが、今回のセミナーで「コーヒーの価値」について感じたことがございますので、今回はそれについてお話したいと思います。

「飲まなけれれば伝わらない」ではない

私もこのnoteやYouTubeなどを通じて、コーヒーの価値や正当な品質についてお話してきましたが、結局コーヒーは、実際に飲まなければ香りも味も伝わらないですし、カメラ・スピーカー越しでは見た目も音も伝わらないと思っておりました。百聞は一見に如かずといいますが、情報を頭で受け取るよりも、実際に店頭で飲まなければ、正しく伝えられないと思っていたのです。

しかし、今回のセミナーの座学部分ではプレゼンツール(Keynote)を用いてお話いたしましたが、皆さんの反応を見る限りはかなり正確に伝わっているように感じました。もちろん、皆さんが多少なりとも経験者だったということもあると思いますが、そこそこ踏み込んだ話をしてもスッとご理解いただけているように感じました(質疑応答の時間は別ですが(笑))。
コーヒーの情報を得ようとする方々は、多くの場合は何かしら抽出の経験があると思われます。その意味では、実際に飲まなければ1ミリも伝わらない、なんてこともないのかなと気付かされました。

「香味」以外のコーヒーの価値

コーヒーは嗜好品、抽出は趣味。どんな綺麗事やお題目を並べてもそれが真実。

と昔の人も言いましたが(違うし漫画の話ー!)、私もコーヒーからは「香り」や「味」がなければ価値を享受できないと考えていました。しかし、昨日のセミナーの中で、知るという喜び、試してみたいという好奇心、違いを体験する発見といった、「香味」以外の価値もたくさんあるんだと思い知りました。そして場合によっては「香味」を上回るほどの価値を享受できることもあるんだなと思うと、私自身も感動できました(これすらも価値と言えるかもしれません)。
コーヒーの文化について研究していたときには、知識として頭にあっても、実感できていなかった、「人と人が繋がる素晴らしさ」を体験できました。これは今後の事業展開においても、忘れずにおきたいと思います。

コーヒーの価値は横にも奥にも広い

コーヒーの香味は、幅広く奥深い世界です。しかし香味以外の価値も、同じくらい広がりがあります。その掛け算で考えれば、コーヒーの価値は天文学的に存在するといえます。

こうした価値を正しく伝えられてこそ、「コーヒーの価値と品質を正当に評価するコーヒービーンズショップである」といえます。それこそが当店が目指す形であり、私がコーヒービジネスを展開する上でのミッションでもあります。

昨日のセミナーで得た学びを、私自身も反芻してこれから活用していきたいです。

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