カフェとSNSの似ているようで違うところ

SNSって、みなさんはどのような目的で利用していますか?

情報収集ツール
交流を深める場
暇つぶし

などなど、様々な目的があるでしょう。しかし、よく考えてみれば、これらは喫茶店が果たしていたものと大差ありません。

「学生をダメにする」
「経済が停滞する」

SNSに対する様々な批判はありますが、喫茶店と大差ないと考えれば、それがいかに愚言かが理解されると思います。喫茶店は様々な文化人がたむろし、イノベーションを起こしてきた場なのですから。

という、SNS擁護の声は、勘の鋭い人が往々として発することです。

しかし、本当にそうなのでしょうか?喫茶店とSNSでは、明確に異なる点があります。

そう、有料か、無料か、ということですね。(SNSの有料サービスはここでは割愛します)

喫茶店では、消費者は500円程度を支払い、その喫茶店内における「自由」を手にします。本を読むことも、店員に話しかけることも、見ず知らずの来客達の会話に傾聴することも、(迷惑のかかりすぎない範囲で)可能です。

しかし、SNSでは、消費者は無料で「自由」を手にします。ここでいう「自由」は、喫茶店のそれとは大きく意味を異にします。言うなれば、見せかけの「自由」なのです。

これは、喫茶店をSNSに置き換えれば分かり易いかもしれませんね。例えば、コーヒーはタダでも、会話記録を顧客情報として利用する喫茶店です。例えば、コーヒーを注文するたびに、数十秒の広告を強制的に見せられる喫茶店です。

違いは明白ですね。

喫茶店は、自宅でも職場でもない、「第三の場」です。SNSが喫茶店と大差ないのなら、「第三の場」であるべきなのですが、果たして自分がどのようにSNSを利用しているのか、特に喫茶店のヘビーユーザーなら一考の価値があるやもしれませんね。

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