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Clubhouseで配信してみた感想と本音

最近、巷でなにかと話題の「Clubhouse」ってサービスがありますよね。
前情報で「話すSNS」というのは知っていたのですが、私は日常的に音楽を聞きながら作業することが多いので、あまり興味がわきませんでした。しかし、知り合いから招待を受け、物は試しにインストールしてみました。
それから一週間が経過し、一回は自分でルームを作って配信したりもして、色々と感じたことがありますので、今日はそれについて綴っていきたいと思います。

Clubhouseについて

Clubhouseでは、ルームという場を作って、その中で1人または複数人でお話をするSNSです。一人ひとりがラジオ局となり、ルームという番組を作って、配信するというイメージでしょうか。ただ実際に使って、昨年流行った「リモート会議」よろしく、「リモートおしゃべり」ができるツールがClubhouseである、という風に私は捉えています。

Clubhouseで配信されている内容は、気軽なものから、専門性の高いコアなものまで様々あります。私自身も「十勝のコーヒー文化」というテーマで配信しましたし他のコーヒー業界の方が配信されているものを聴いても「カフェあるある」みないなライトな内容から「これからのスペシャルティコーヒー業界について」みたいな具体性の強い内容まで様々でした。

Clubhouseで話したことは聴き返せない

しかし、私がつくづく感じたのは「聴き返せないのが不便」ということです。
Instagram、Facebook、TwitterなどのSNSは、投稿が文字・画像の情報として基本的に残り続けるので、後から見返すことが可能です。YouTubeも投稿動画はもちろん、ライブ配信もアーカイブとして見返すことが可能です。一方、Clubhouseは話した音声が残らない仕様になっていて、別の機材で音声録音でもしない限り聴き返せません(Clubhouseの仕様上、iPhoneの画面収録機能による録音もカットされてしまいます)。

私の配信は2月14日のAM10:00から30分程度行ったのですが、フォロワーが少なかったこともあり、残念ながら誰も聴いていない配信となりました。それでもアーカイブとして残るなら、noteやブログと同様に「知見の銀行」として活用したいと思ったのですが、残らなかったため、ただ30分間の独り言が無に帰した、何ともいえない寂しさを味わう羽目になりました(T_T)

記録が残らないメリットも、ある

反対に、Clubhouseで話したことが記録として残らないことによるメリットもあります。それは「多少ヤバいことを言っても問題視されにくい」ということです。

普通の高校生がペンネームでTwitterに「眠たい…」などと書くのでない限り、SNSの投稿はイメージダウンに繋がるリスクを伴っております。コンビニのバックヤードで悪さを行った学生がTwitterで炎上したのは記憶に新しい出来事ですが、そうでなくてもカフェ店員がお客様に対する愚痴を投稿でもしようものなら、炎上するかどうかはさておきに、そのカフェの評判がガタ落ちするのは想像に難くありません。たとえ投稿時に問題にならなかったとしても、有名になった後にその愚痴ツイートが発掘されて炎上する、なんて事案は決して珍しくありません。

その点、Clubhouseで愚痴る分には、少なくとも後から発掘される恐れはありません。またその場においても「今なんていった?」みたいになった時に、文字情報として残っていない分、弁明がしやすいというメリットもあります。

愚痴でなくても、例えばブレインストーミングのように気軽にディスカッションする場として活用するのも有効かもしれません。大事そうな話題はノートやメモにでも書き残せば済みますし。それこそリモート会議の一つの形として、大いにアリかもしれません。

ツールの存在意義は使用者の目的で決まる

SNSに限らず、どんなツールでもそうでしょうが、ツールの存在意義は、それを使用する人がどんな目的であるかによって決まります。社会的には使い勝手が悪いと言われていても、人によってはすごく便利、みたいなことはよくある話です。

冒頭でも少し触れましたが、私はnoteもYouTubeも「知見の銀行」として活用しておりまして、割と自分自身も見返したりしていますし、「詳しくはこれ読んでみてください」みたいに勧めたりしています。そんな私にとっては、今の所Clubhouseは、聴き返せないという点で活用できないと思っているのが本音です。

もっとも、まだまだ出たばかりのツールですし、私も一週間しか触っていないのでなにか判断するには時期尚早かもしれません。
もしも「愚痴」「ブレスト」以外での活用方法がございましたら、コメントにてご教示いただければ幸いですm(_ _)m

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