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GREEN CREATIVE DIRECTIONは、香川県西部のweb・クリエティブチームです【発足の背景と想い】

「仕事が、事業者が、地域づくりを加速させる」「その事業者をサポートするクリエイティブが必要だ」

去年から、関西から移住した香川県で過ごす中で、私は何度もこう感じました。

こんにちは。私は、日本のウユニ塩湖と呼ばれる絶景「父母ヶ浜」で有名な香川県の三豊市という人口6万人ほどの町に移住して、WEBディレクターをしているフルイチです。

この記事では、私が主宰している田舎の小さなクリエイティブチーム GREEN CREATIVE DIRECTION(グリーン・クリエイティブ・ディレクション)の発足の背景や想いをご紹介します。

WEB、SNS、グラフィック等の企画・制作・運用まるっとやります

GCD発足の背景とミッション

きっかけは地域おこし協力隊の活動

GCDは、2023年の1月に必要に迫らせて発足したweb・クリエイティブチームです。

私都合により昨年夏に香川県三豊市に移住した私は、たまたま募集があった地域おこし協力隊として、三豊市の農林水産関係の制作・販売プロモーションを担当することになりました。農作物のこと、風土のこと、農業のことを何も知らない私に、地域の皆さん、事業者さんは本当にたくさんのことを教えてくださいました。同時に、次のことに気づきました。

  • 個人事業主、家族経営、数人で結成した団体など、小規模事業者が多いこと

  • それでも、6次産業化など商品開発や販売など、挑戦に積極的な事業者が多いこと

  • デザイナーやクリエイターがあまりいないこと

  • いたとしても頼み方がわからない、誰にどう頼んで良いかわからないこと

  • クリエイティブの必要性は認識しつつも、後手になってしまっている事業者が多いこと

まず、地域への思い入れが強い事業者さんが多いことに、とても驚きました。地域を盛り上げようと、新規事業や商品開発にも積極的。実際、三豊市ではほぼ毎月、何かしらのお店やサービスがオープンしています。

皆さん、売りたいもの、良いものを持っていて、それを必要としている生活者のもとへ届けたいと思いながら、どうすればよいか分からなかったり、手が回らなかったり。そんなお困りの声をたくさん聞くようになりました。

地域おこし協力隊、また1個人のフリーランスとして、これらのお悩みに応えるには限界があり、他のクリエイターさんも巻き込んでGCDとして活動を開始することになりました。

ミッションは「クリエイティブで地域の人と事業を前進」

そんな経緯で始まったGCDの根底にあるのは、「人と地域の役に立つ」という精神です。どの業務でも、意味がある、効果がある、喜んでもらえると思えるか、チームで話し合います。「役に立てる」と心から思えないことは、やらないことにしています。

「地域のクリエイティブ格差を解消し、人と事業を前へ進める」。これがGCDのミッションです。

3つのポリシーに則って業務に取り組んでいます

GCDが目指していること、ビジョン

地域にこそクリエイティブ・ディレクションが必要

GCDが目指すことの一つ目は、地域に「クリエイティブ・ディレクション」という考え方を定着させ、持続可能な地域をつくることです。

クリエイティブ・ディレクションとは、お客様の課題を整理し、目標を言語化し、それを達成するためにクリエイティブの企画〜制作〜運用の舵取りをすることです。

クリエイティブディレクターは、広告戦略からプロジェクト進行まで全体的に監修を行います。 依頼主の課題を解決するという視点を常に持ち、広告戦略から最終的なアウトプットまで一貫して責任を持つ仕事です。
〜〜中略〜〜
そもそも依頼主が広告制作を発注する段階では、どんな目的を達成したいのかといったゴールそのものが漠然としていることが少なくありません。そこでクリエイティブディレクターが依頼主の要望を具体的に聞き出し、言葉として整理していくことで、目指すべき場所をわかりやすく言語化することがプロジェクトの出発地点となります。

デジタルハリウッド大学

広告も、webもSNSも、パンフレットもロゴマークも。どんな制作物も、課題を解決するため、目的を達成するためにつくるはず。しかし、地域ではこの仕事に対する認識が「なんとなく」や「センス」、「見栄え」に終始し、打ち上げ花火的に盛り上がっては終わり、長期的視点で見た際に本領を発揮できていないケースがまだまだあります。

デザインやクリエイティブの価値と効果を感じられるように、ディレクションに重きを置きたい。クリエイティブの舵を取り地域の点と点をつなぎ、持続可能な地域をつくる

長くなってでも「クリエイティブ・ディレクション」を屋号に入れたのは、そんな想いからです。

学生さんやクリエイターさんに貢献したい

2つ目は、この業界を目指す学生さん、この業界のデザイナーさんやエンジニアさんの活躍を応援することです。

詳細は改めますが、この想いには私の過去の体験が大きく影響しています。私は大好きなこのクリエイティブ業界を、これまでに三度諦めかけています。

都市部に比べると、地域のクリエイティブ需要はまだまだ小規模で、顕在化していません。GCDを通して地域のクリエイティブ需要を築き上げることで、

  • クリエイティブ産業に関する地域の理解を深める

  • 学生さんが自分の夢を目指せる空気感をつくる

  • クリエイターさんが地方でのびのびと仕事をできる環境をつくる

  • 結果、クリエイティブが地域活性化につながる

そんな流れをつくりたいと、強く思っています。

業務内容

WEB、SNS、グラフィック等の企画・制作・運用

  • コーポレートサイト、サービスサイトの企画・制作・アナリティクスデータをもとにした改善運用

  • Instagram・facebook広告のターゲティング・制作・出稿・改善運用

  • パンフレットやパッケージ、店舗装飾などのグラフィックデザイン

  • 事業者やサービスの想いや背景を言語化する取材・ライティング

など、ジャンルを問わず対応しています。

地域の事業者さんは、「WEBはこの業者に」「SNSは別の業者に」「印刷物はまた別の印刷会社に」…とバラバラに発注すると、コストも時間も労力もかかって大変です。

GCDは、地域のクリエイティブ・パートナーとして、企画・制作・広報宣伝・運用まわりの業務をまるっとお任せいただけるような存在を目指しています。

企画構成とライティングが絡むプロジェクトが得意

99%が発注者さんと直接やりとりさせていただく直案件です。そのため、どんな成果物にするのかはもちろん、どう進めるか、何を重視するかなど、GCDの考えや方針がお客様の成果にダイレクトに響きます。はじめの段階で、お客様との打ち合わせに時間を割き、GCDの考えを共有するようにしています。

最も効果的な企画構成は何か、どんな段取りで進めれば良いか、どう情報整理すれば伝わりやすいか。ディレクターの手腕が問われる領域のため、責任感を持って力を入れています。

また、ライティングも積極的に行っています。

会社案内パンフレットやホームページなどまとまった情報がないのに、外注先や取引先に「文章を用意して送ってください」と言われて困ったことはありませんか?

GCDでは、お客様が頭の中でが〜っと考えていることを、フルイチにが〜っとお話しいただいて、整理・文章化しています。事業が多岐にわたって情報が膨大なときも、一般の方に伝わりやすいように丁寧に整理したうえで、文章をつくります。

ディレクター、エンジニア+協力クリエイターさん

チーム体制は、

  • ディレクター兼デザイナー兼ライター兼なんでも屋のフルイチ

  • シゴデキエンジニアさん

の2名体制を基本に、県内外のクリエイターさんのご協力を得て、案件ごとに最適なチームを構成しています。

[2023年6月時点]事業準備のため、新規案件をお受けできかねます💦

走り出したばかりの小さなチームですが、地域の課題を解決し、地域に求められる存在になれるよう、一歩ずつ精進してまいります。

創業以降、ありがたいことに大切なお客様とプロジェクトに恵まれ、自社サイトすらない状態で半年ほど走ってまいりました。今後、よりたくさんの方に貢献するため、現在は新しい案件に取り組むのではなく、これまでの業務の整理・改善、地域の皆さんからのニーズが高い事業の準備に、優先的取り組んでいく予定です。

現在まではフルオーダーメイドのプロジェクトばかりでしたが、価格を抑えたセミオーダーやパッケージ商品も充実させる計画です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。これからGCDの様子をnoteで記録していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

GREEN CREATIVE DIRECTION
〈お問い合わせ〉info@greencd.jp

✍️文章ばかりで読みづらいよな〜と思いつつ、時間の都合上このまま公開します。時間ができたら読みやすく編集したい!プロジェクト事例も必要ですよね(2023/06/02)


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