新刊「千駄木ねこ茶房の文豪ごはん」
9月に新刊が出ます。紙の本は実に2年ぶりです! 嬉しいです〜!
主に食べ物とイケメンとの恋愛話なんですけど、漱石文学を愛していらっしゃる方も楽しんでいただけるようにと頑張りました。
舞台は夏目漱石の住んでいた「猫の家」がある千駄木です。谷根千の散策がすごく好きなんですが、猫の家の付近を散歩していたときにこのお話を思いつきました。
以下、あらすじです。
猫に転生した文豪・漱石がカフェ指南!? ほっこり美味しい人情物語!
社畜生活に疲れ果て、会社を休職中の亜紀。そんな彼女の元に祖母が倒れたとの一報が入る。急ぎ見舞うと、祖母から「店を守ってくれ」と頼まれてしまう。ひとまず千駄木にある店の様子を見に行くことに。すると店の前に見知らぬ美男子が行き倒れていた! その上「何も食べていにゃいから食事を二人分作ってくれ」とお願いされ……いや、お願いしてきたのは、男の側から現れた、立派な口髭を蓄えた黒猫で!?
文豪が愛したごはんを通し、悩みを抱えた人々の心を癒やしていく、ほっこりおいしい人情物語!
表紙は花邑まい先生に描いていただきましたが、ヒーローとねこが自分が主役だとばかりに存在感を示しております。すごいです。特にヒーロー寒月くんのイケメン度がすごすぎて、何日か頭が使い物になりませんでした。
実は、本が出るのは今年のはじめくらいの予定だったんですが、紆余曲折ありまして。
こんなに苦しんだのも初めてです。半端なものは売れませんと言われ、プロットを何度も作り直し、さらには一度書き上がったものは没になり、プロットからやり直すという……。
編集さんの愛の鞭、本当にすごかったんですが、その分出来上がったものは面白くなったと思っています。
予約も始まっておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
予約情報
【タイトル】千駄木ねこ茶房の文豪ごはん
【著者】山本風碧
【発売日】9月15日
【ISBN】 9784040738079
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