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イギリス留学記③ 2021.9.13-2021.9.19

2021年9月1日よりロンドンのKing's College Londonに交換留学に来ています。
少しずつ新しい環境にも慣れ、これからの生活の準備を進めていた三週目。

GP(かかりつけ医)登録

日本では、内科や耳鼻科など、先に診療科を自分で選んで受診するのが一般的ですが、イギリスではまずGP(General Practitioner)と呼ばれるかかりつけ医に診察してもらい、専門的治療が必要な場合にはGPからより大きな病院を紹介してもらうというシステムです。半年以上の滞在の場合は、ビザ申請の際にImmigration Health Surcharge(健康保険付加料)を払う必要がありますが、これを支払い、NHS(国民健康保険)に加入すると、原則無料で医療サービスを受けることができます。

このGPに登録するため、一番近くの病院まで行ってきました。
受付には二人の職員がおられ、恐らくコロナ対応のせいもあるのでしょうが、ひっきりなしに電話がかかってきていました。対面の窓口対応は、その電話の間を縫うようにして行われていました。忙しそうなのに何回も聞き返してしまい、申し訳なかったけれど、とても優しく対応してくださりました。

写真は、受付の人に渡されて書くように言われた書類です。既往歴とか聞かれるのかな、と思ったら、言語と民族を選ぶところからでした。ここはなかなかに大変だ。

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宅急便

実家から送られてきた荷物のうち一つが、二週間経っても届きませんでした。追跡サービスで確認してみると、金曜日に届けられたことになっているのに、火曜日になっても届きません。これが、宅配便クエストのはじまり。

はじめに、寮の荷物を受け取ってもらっているスタッフの方に聞いてみるも、届いていないとのこと。
そこでイギリスの運送サービスParcelforceのカスタマーサービスに問い合わせることにしました。

まず、自動音声ガイダンスに従って、荷物追跡を行います。第一のハードルは、追跡番号を自動音声認識に聞き取ってもらうこと。これをなんとか攻略すると、次のハードルは、窓口につないでもらえるルートを探すことです。ダイヤルの押し方によっては「ホームページ見てくださいね」という案内だけで終わってしまうので、コールセンターに繋がるルートを見つけなければなりません。なんとかそれっぽいルートを見つけ出すと、電話が保留状態に。「本当にこれで待っていたら誰か係の人が出てくれるのかな」と思いながら待つこと10分。保留音が切り替わり、係の人が話し始めます。

電話越し&イギリス英語&速い

ほんっとうに、何て言ってるか聞き取れません(笑)

"Could you speak more slowly?"と"Could you repeat that again?"を繰り返し、なんとか理解できるスピードにしてもらい、追跡サービスでは配送済みになっているけれど荷物が手元には届いていないことを伝えます。普段荷物を受け取っている人には聞いたのか、とか色々聞かれ、必死に聞き取り、できるだけ丁寧に答えました。(何回も聞き返してごめんなさいと思いながら、でも、ここで怒られて電話を切られでもしたら、ここまでのプロセスもう一回やることになるのか、と思うと本当に必死でした。)結局、配送した際に証拠写真として荷物の写真を撮っているので、その写真を送ってもらえることになりました。

ということで、メールアドレスを伝えます。

"....alpha, ......, indigo...."

うわっ、メールアドレスの復唱だ!と気づいた時には、@以降の復唱になっていました(笑)
"alpha"のa, "indigo"のiというのは、われわれが同じく電話口で名前の漢字を説明するときに「田んぼの『田』」と言ったりするのと同じ感覚なのでしょうが、(自分にとって)馴染みの薄い単語が多く、変換するのに時間がかかります。再度言ってもらい、「たぶん合ってる...!?」という状態で電話を切りました。

すぐに、下の写真(加工しています)がメールで送られてきました。(メールアドレスちゃんと伝わって良かった!)

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玄関のマットが自分の寮のじゃない!

聞けば、自分の寮、たまに郵便物が番地違いの建物に届いてしまうことがあるらしく、このあたりの住所に詳しく、ちゃんと英語が喋れる寮生と一緒にご近所を訪ねて回ることになりました。

1軒目、2軒目のお宅に荷物はなく、3軒目はとある会社のオフィスでした。インターホンを押しても誰も出なかったのですが、たまたま社員の方が戻ってきたので、事情を説明すると、ドアを開けてくださいました。

そこには、見慣れた「宅急便」の文字が書かれた段ボールが!

少し前に宛名がよくわからない荷物が届いたので、保管してくださっていたのでした。(捨てられていなくて本当に良かった。)

観光

雨が多いと言われるイギリスですが、今のところ晴れの日が多く、涼しいので、よく散歩に誘われています。

↓Tower of London

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↓Tower Bridge

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↓Canterbury Cathedral

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英語のおすそ分け

be obsessed with
「〜に夢中である」という意味ですが、とてもよく使われています。好きな俳優とか音楽とかの話はよく出てくるので便利。

productive
そのまま「生産的」という意味ですが、"How was your morning/afternoon/day?"とかの返しによく使われています。だらだらせずに、勉強したり本を読んだり文章を書いたりして過ごした時に使える表現です。

まとめ

いろいろな人がいる環境で対応に慣れていらっしゃるからでしょうか、郵便局や病院の受付の人はとても優しいです。
来週は大学のWelcome Weekなので楽しみです。


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