人工股関節術後、痛み止めとの付き合い
人工股関節手術後の痛みは、身体的に不安要素の一つです。画像上では完璧に治っているけれど「痛い」
1ケ月目、3ケ月目、半年目の定期健診時にドクターから言われるのは
「順調ですね、痛みはないでしょ?」
と聞かれると、思わず「はい、大丈夫です」と言ってしまいそうですが、
「〇〇〇の時、〇〇〇の時など痛くなります」と正直に答えます。
そうなんです。股関節の痛みは手術したことを忘れるくらい改善されているのに、他の痛みはあります。傷まわりが固くて痛い、腰が痛い。天気の影響?歩き過ぎ?
「股関節はインプラントを入れて無敵」ですが、
変形性股関節症でうまく筋肉が使えないクセはそのままで、筋力不足などは直ぐに改善されるわけでもなく。
つまり、インプラントを使いこなせる体になっていないのです。
この体にするのが、正にリハビリ。
体質的に筋肉がつきにくい私にとっては、人の何倍も時間がかかることを実感しています。
頭で考えると動作に制限がかかる!無意識が大事
「なんか、今日は痛みがあるなぁ」
と一回痛みの思考にスイッチが入ると、トイレから立つ、電車のシートから立つ時。試着する時、いちいち「この体勢で大丈夫かな?」と不安になります。
この悩みをリハビリのPTさんに打ち明けたところ、
「無意識でいいんだよ。考えると体が固くなるから、余計変な動きになるから」とアドバイスされました。
痛み止めは我慢しない
「痛くけれど、痛み止めは良くないから我慢していると、痛みを我慢しながらの変な歩き方、動作は体に負担かかる」
術前は、1日2回のロキソニン、3日に1回の痛み止めの注射、週一回の鍼灸治療、歩く際はテーピングをしていました。
手術前と後では、随分と痛み止めの使用量が少なくなり、飲んでも週1回程度、セレコックスを使用。注射は一切していません。鍼灸も通院せずに過ごしています。医療費随分減りました(笑)。
色々な考え方があると思いますが、長く歩いた時、筋肉痛になりそうな時、直感的に「痛くなりそう」と感じた時は、我慢せずに痛み止めを使用しています。痛みを我慢していたら、リハビリもうまく進みませんから。