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最終回、そしてその次へ


5月からスタートしたモリゼミも今日が最終回。
この半年を振り返ると濃い時間だった。


始まりは軽い気持ち

官民連携に興味があり、参加した市役所をハックするからのスピンオフとして生まれたモリゼミ。日本国外の事例を学び日本で何ができるのか持ち帰るということに興味があり、学んでみようかなと、比較的軽い気持ちで参加表明をした5月。
オランダのチームリーダーとして、そしてデンマークのサポートメンバーとして参加し、そこからスタートする学びが楽しみでしかなかったのを覚えている。


アジャイルを楽しむ

すぐに気がついたのは、モリゼミは熱い、とにかく熱い!ということ。
何も決まっていない。決まっていても流動的にシフトしていく。とにかくそのアジャイルなスタイルを楽しむことが一番だと思った。
自分の枠から出ることができるのか、既成概念や価値観を変化させることができるのか、決めた国やテーマを学ぶだけでなく、自分がどれだけ変容できるのか問われていたように思う。知らないからこそ、楽しむ。「えっ⁉」と思ってもまずはやってみる。やってみることで気付きがあり、ひらめきも生まれる。


違うからこそ学びがある

価値観も背景も住まう地域も仕事も異なるメンバー達とは全員初対面からのスタート。
何ができるのか分からず、とりあえずやってみることから。手探りのことも多くあり、進み方があっているのかすら分からない。同じテーマを研究するという唯一の共通項。視点も考え方も進め方に対する考え方も違う。しかし、だからこそ面白いのだと。
オランダを学ぶだけでなく日本で我々は何を課題に思い、何をやるのか。視点や思いはそれぞれ違えど、しっかりと議論をしながら進めていくことで、融合されていく思いと、新しく生み出される視点と、課題に向かっていくためのアプローチがある。チームメンバー皆それぞれ違い、その違いと個を尊重していたからこそ得られる学びと実践が確実にある。自分の枠に留まるなかれ。あの人は合うとか合わないとかのその先にできるものがある。


オンラインの可能性

何よりも、オンラインでここまでできるのだ!!!という気づきが大きい。
物理的な場所も、時差も、問われず自宅からでも外からでも集まることができる。そして、繰り広げられる熱い議論。学ぶだけに留まることなく、何を我々は実践していくのか、ということに視点があるからこその熱さだったのかもしれないし、アジャイルな進め方に乗っかることができたからこその熱さなのかもしれないし、日本人の生真面目みたいなにもあいまった熱さなのかもしれない。
しかし、何はともあれオンラインでここまで本気で話し合い、熱き議論を繰り広げられることで、それまでどんなに疲れていてもストレスフルであっても、モリゼミの討議に参加することでポジティブな元気をもらっていた。
オンラインから生まれるセレンディピティを実感するゼミ。
ここまで熱いからこそ、一度はオフラインでも会ってみたいと思う。


そして次へ

今日がゼミ最終回。全く終わる気がしない。というか終わらない。今日からスタートするストーリーがある。もちろん11月のフォーラムまでチームとして活動を続けていくことになるが、その先も今度はチームの外の人とのインクルーシブな取組みがスタートするかもしれないし、個として何をどのように実践を続けていくのかを問われている。
後期メンバーが加わったことによって新しい視点が付加され、加速したように、11月のフォーラム後チームの枠が外れた後に付加され加速を続けられると良いなと期待したい。
半年間を共にした仲間として、そして基本コンセプトを提唱する仲間として、どれだけその先形が変わっていってもメンバーを応援しサポートする仲間でありたいと思う。

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改めて振返って

コロナでそれまでと今は確実に変わってきていると思う。何ができるのか、だと思うし、その歩みを止めない人がこんなにも多くいるのかと知ることができた。
それまでよりも、もっと簡単に人に出会うことができるようになりコミュニティを形成できるようになった。
自己実現やワークライフバランスと言われてきたけれど、一つだけではないコミュニティ、そしてオフラインだけではないオンラインのコミュニティにも複数入っていくことで、融合していく場がある。それが自らのポジティブネスや幸せ、更には自己を後押ししてくれる存在にもなり得るのだと思う。今まで以上に、リアルで合う価値や意味を問われていると思うし、オンラインも有効活用し、まだ知らぬ数多の可能性を探っていくことができたらとよいのかもしれない。

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