2022年を振り返って

 2022年は、既に産休に入っていたため、1月1日から本日12月31日まで、ほぼ外の人と関わらない1年でした。
 その分、家族や息子と向き合ったとも言えるのですが、個人的に、外部の人と関わらなかったことが重要で、そのおかげで自分の軸を立て直し、土台を作れたいい年だったなと思います。

 就職して数年、いろんな人と出会い、いろんな考えに触れました。
 最初の赴任先は、仕事にまっすぐな人が多く、出世や、仕事ができる人の話についてよく耳にしました。
 良くも悪くも素直な性格なので、「こうしなきゃいけない」「あぁしなきゃいけない」と、全部取り込まないといけないと思い込み、その結果自分の仕事のスタイルが定められず、また仕事の出来も良くなかったので、ほぼ毎日、退職届を出そうか考えてた日々を送っていました。

 今年育休に入り、ときどき仕事復帰についてぼんやり考えた時、私にとって、出世とか仕事に対して貪欲になる必要はないことに気づきました。

 元々家族を十分に支えたいという思いから、職務内容は気にせず、待遇の面からこの仕事を選びましたが、子ども中心の生活を送るようになり、愛情を注いだ分、何倍にも返ってくる笑顔を見て、できる限り子どもや家族との時間を大切にしたいという思いが強くなったからです。
 また、時短や効率のいい日常生活を送りたい、育児だけの日々になりたくないということから、あれもこれもと手を出しすぎた結果、常に不満な気持ちになり、いろいろやってるのに幸せにならないということにも気づきました。
 息子と笑顔でいられれば十分なので、仕事について、職務内容や地位とかそこまでこだわらないようにするつもりです。

 というわけで、冒頭で述べた軸とは、簡潔に表せばこんな感じ。
①現状のままで十分
②何かを選ぶ時、その選択は息子と私がちゃんと幸せな生活を送れることに貢献するのか


 まずは、主に生活や家族の状況について、不足はないということを常に意識すること。
 「足りてない」ことばかり考えると、補わなきゃと焦り、何か買って満たすことでお金がなくなり、そもそも心の余裕も無くなってしまいそうなので、今が十分幸せであることを胸に留めておきたいです。

 それでも何か変化を要するような場面は必ず起こりうります。それを受けて、選び取らなければならない時、その選択は家族がより幸せになれるのかを軸にして、答えを出すようにしたいです。
 また、それは本当に必要なのか、住んでる場所も価値観も自分とは異なる人の言ってることに惑わされてないかとかも考慮できれば、もっと自分の選択に自信が持てるようになるかも。

 育休という、子どもを長く見つめることができた貴重な時間を得て見つけた軸を、来る2023年、しっかりと握りしめ、息子の成長や仕事などあらゆることに対して、まっすぐに立ち向かっていきたいと思います。

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