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初めての大相撲観戦

人生で初めて、両国国技館に相撲を観に行った。

実家のテレビで祖父がよく相撲をみていたが、相撲に関する知識が全く無かった幼少期の私には、正直なにが面白いのかよく分からなかった。
大人になって自分が相撲を観に行くなんて、思いもしなかった。

昨年末頃から夫が相撲にハマり、テレビで一緒に相撲を見始めた。
その時もまだ私は相撲についてよく分かっておらず、取り組みを見ていてもずっと「ほえ〜」という感じ。
けれど夫が、「一緒に見よう」と誘ってくれるのが嬉しくて、なんとなく見ていた。
自分がハマっていることを私と共有して、一緒に楽しもうとしてくれている気持ちが嬉しかった。

テレビで取り組みを見ているうちに、だんだん力士の顔と名前が認識できるようになった。
出身が自分と同じ力士や、取り組み後のインタビューで話している雰囲気が好きな力士を見つけて、なんとなく“推し力士”なるものができていた。

「せっかく興味を持ったし実際に観てみたい」と思い始めていた頃に、両国国技館で行われる五月場所のチケットを夫が取ってくれた。

夫は推している部屋があり、早い時間の取り組みから見たいということで、午前中のうちに会場へ。

人が少なく静かな午前中

初の相撲観戦と同じくらい楽しみにしていたのが、国技館グルメ。
ちゃんこ、寿司、焼き鳥、お弁当、お酒、スイーツ…とにかく食べたいものがたくさん!
お腹のキャパシティ的に狙っていたもの全部は食べ尽くせなかったけれど、昼間からよく食べよく飲み大満足。
ちゃんこ以外は座席に持ち帰ってゆっくり食べ飲みできるというのもイイネ。

最高500円ちゃんこ

チケット買ってるから当たり前だけど、自分たちの座席がちゃんと確保されているので、安心して相撲観戦の合間にご飯を買いに行ったりグッズを見に行けるのがありがたい。

祖父と祖母が相撲好きなので、初の両国国技館記念にお菓子やグッズのお土産を買った。
宇良好きの祖母には、宇良のイラスト刺繍がされたピンクのハンカチを。
祖母が喜ぶ姿を想像して買ったハンカチを見ると、なんか泣けた。

狼雅 vs 大翔鵬

幕内の取り組みからは自分でも知っている力士が続々と登場。
場内の声援の温度が高くなる。

観客は応援している力士のタオルやうちわを持っている。
友風のタオルを持っていたおばさま、友風が勝利した時に隣の男性から「良かったですね!」みたいな雰囲気で声かけられてた。和む。

私も応援している力士のタオルを買っていたので、それを掲げて応援した。楽しい。
頑張っている誰かを応援するのって楽しいんだな。昔からわりと目立ちたがり屋な性格だったから、人より自分が目立ちたいみたいな気持ちが心の奥底にずっとあった。
そんなんだから推し活とかにあまり縁がなく、誰かを応援することにお金を使うより自分のために使いたいと思っていた。
そんな自分でも誰かを応援して楽しいと思えたことが新鮮だった。

初めてのことだらけであっという間に時間は過ぎ、1日が終わってしまった。
本当に楽しい1日だった。
新しい世界を見せてくれた夫に感謝。また絶対観に行きたい!

後日実家に帰り祖父と祖母にお土産を渡した。
ハンカチ、とっても喜んでくれたよ。

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