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好きだったお店のお話

ワクチンを打って、そろそろ外食も過敏になりすぎずに楽しめるかも!ということで、コロナ前によく行っていたお店に顔を出すようにしてる。

そのうちの何店かは、建て替わってしまった。他にも名前と内装は一緒だけどオーナーが変わったのか明らかに味が変わった店、店舗もメニューも同じだけどフロアの人が変わったせいでサービスが低下してしまった店、そんな変化を前に二年間飲食店の受けてきた世知辛さみたいなものを思う。食べログやgoogleなどで評価はそこまで高くないけど、いつ行っても同じ味を出してくれてた個人経営のお店や、コスパがよくて地域の人から人気があったお店も例外でない。

もっとウーバーとか使えばよかったのかな、そしたら潰れなかったよね、、
でも義援金でてたよね?
コロナのばかやろー!
そんな話を友人らとしつつ、お気に入りの味がなくなるってこんなに悲しい事なんだと思った。それと同時に、そうゆうお気に入りのお店が食に関心の低い自分にもあったことに気づき嬉しくなる。長く生きてるとお気に入りが増えるのがいいところ。

その中の一人が、
でも私小さい頃お母さんが忙しくてお弁当とかほぼ冷凍食品だったんだよね。
だから未だに母親の味って言われると冷凍食品が浮かぶの。未だにスーパーにいけば母親の味にいつでもあえるし、なんならコロナで帰省できなくて寂しかった時、冷凍グラタン食べて懐かしんだわー。
と言っていて笑ってしまった。

再現性のある味とそうでない味。
両方ともかわらず記憶に残る。
きっと何かの時にふっと思い出す。
今日食べたものは、いつかの人生を明るくしてくれる、と思った。

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