小33月激しい自己否定感

小2 3月 激しい自己否定感

精神的に不安定に

このころの娘の言葉の数々。

「ママは本当は子どもも大人も嫌い」
「ママの言うことを聞かないと悪い子になる」
「勉強もしてへんし、りさは何にもできない人になる」
「休んでいる気がしない」
「ずっと布団をかぶっていたい」
「イライラする、暴れたくなる」
「自殺したらどうなるかな?」

もう心配で心配でたまりませんでした。
だけど私も精神的に不安定になり怒ってばかり。
それでよけい娘も不安定になるという悪循環にはまっていました。

主治医のアドバイス

そのころ娘の主治医にいわれたのは、

「はっきり自分の感情を口に出して言えるようになったのはいいことです。本気で死のうとしているわけではないので、それは心配しなくても大丈夫です。
人格を否定するような叱り方はしないで、できるだけ褒めてあげてください。無理ならありがとうの一言でいいです。」

そう、ほめることはしんどくても「ありがとう」はいいやすいです。そして「ありがとう」っていわれると本当にいい顔をするんですよね。

「母親の不安やイライラを子どもは感じ取って症状を出しています。先への不安や今の状況、子どものの症状に反応している親の姿に、娘さんは反応しているのです。
親の思いを受け止めてあげたいと子どもは思いますが、子どもにそれは無理です。
親の不安やイライラを子どもにぶつけないようにして下さい。」

こんなに苦しんでいるのに、親の思いを受け止めてあげたいと子どもは思うものなのですね。
子どもはどんな仕打ちを受けても、切ないほど親を求め、親のことを愛そうとします。
そのことを大人は忘れてはいけないと思います。

「今は母親がいて、どこにも行かないでずっとそばにいてくれる状況で、ゆっくり過ごすのがパワーのもとになります。
いつ治るかと親が見通しを持つと、子どもは察して治ろうとしませんよ。」

これも今となっては分かるような。
子どもは自分の苦しみを全力で親にぶつけてきます。そしてそれを受け止めてほしいと思っているのです。
心のコップに水が満ちるまでは、「治りたくない」と無意識に思うのでしょうね。

姑息な手段で学校へ誘い出すな

ある日、担任から「クラスの集合写真を撮るので学校に来てください」と電話がありました。

娘にどうしたいか聞いてみると、
「みんながいるところはイヤ。りさ、泣いちゃうと思う」。

そりゃそうでしょう、何カ月も登校していないし最後の登校でさんざん嫌な思いをしているので、とてもじゃないけど行けないと思いました。
学校に電話して担任にどういうつもりか聞くと、「校長先生が、不登校の子は来なかった期間が長いほど復帰に時間がかかるから、何とか来させるようにとおっしゃったんです」とのこと。
「本人がよくなってないのに無理に学校に行かせるのは嫌です。」ときっぱりお断りしたのに、毎日電話は鳴りっぱなし。
もう電話に出ることも止めてしまいました。

先生は家にもやってきました。なぜ娘が行きたがらないか理解できていないし、私が無理強いする学校の姿勢に怒っていることも分かっていないのでガックリきました。

そして数日後、同級生のお母さんから「先生が『りさちゃんのお母さんが電話をくれないから写真を撮れない』って子どもたちに行ってたそうよ」と聞きました。
もうブチ切れましたねぇ。

先生が家にきて1週間後、学校の先生方が家にくると電話があったのですが、先生相手にキレているところを娘に見られたくなくて、私が学校に出向きました。

すると、学年の担任全員がそろっていて、「お母さんとりさちゃんにつらい思いをさせて申し訳ございませんでした。」と頭を下げるじゃありませんか。
え、私モンスターペアレント??

そして、先生たちに「校長は、りさちゃんは本当は学校に来たいんだといってました」と言われました。校長先生はエスパーなんですかねぇ?
思わず、「学校に行きたいんじゃないんです。首から下は正直なんですよ。本当は行きたくないんです。体全体で症状を出して『行きたくない!!』と言っているんです!」と言い返しました。

そして、撮影のために学校に来てという姑息な方法で誘い出そうとしたことに腹が立ったこと、どうして腹を立てているのか、考えようともしなかった担任に心底失望したこと、生徒に私から電話がないという話をしたことが信じらないほどびっくりして腹が立ったこと、を本音のまま話しました(基本的に本音しかしゃべれない性質なのです)。
最後は和やかに話を終えることができましたが、これが最初の学校との戦いでした。

理解できない人は一生理解できないんだなというのが私の感想です。
理解できないならそれでもういいから、どうかほっておいてほしかった。
<つづく>
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