小21月学校に行かないってそんなに悪いことなのか

小2 1月 学校に行かないってそんなに悪いことなのか

始業式から行けなくなった

付き添い登校をして何とか2学期を終えましたが、3学期の始業式から娘は全く学校に行けなくなってしまいました。
「しんどい」「熱がある(本当にあった)」「お腹が痛い」と毎日訴え、学校に行こうともしなくなった娘に、私はどう接したらいいのかわかりませんでした。
無理に行かすのは違う、だけどこのまま休ませていていいのだろうか?このまま学校へ行かなくなってしまうのだろうか?
私の頭は混乱し、ストレスはMAXになろうとしてました。
「不登校」という言葉が初めて現実味を帯びて私に迫ってきました。

一番のストレスは仕事を失ったことかもしれません。

夏に娘の主治医から「今は家族を選ぶときです」と仕事を休むように言われ、せっかく頑張って取った資格を活かした正社員の職を4か月で休職、そしていつの間にかクビになったことは本当に悔しいことでした。

どこに行っても仕事が続かず、正社員でボーナスをもらうのは私の悲願でした。シングルマザーという立場でやっとそれがかなったのに。奪われたショックはそう簡単に癒えるものではありません。

そのまま不安定な娘につきっきりで寄り添い、学校と交渉して、付き添い登校までするという日々が続き、私はもう故障寸前だったのです。

やっと泣けた

1月半ば、ついに私は実家のトイレで涙腺が決壊しボロボロ泣きました。一人で。
そして、そのことを私の心療内科の主治医は「泣けてよかったなぁ」といってくれました。本当にそうだったなぁと今では思います。
どこかでつらい気持ちを吐き出さないと、精神のバランスが崩れそうだったから。

でもね、私の気持ちを寄り添って理解してくれる人は当時誰もいませんでした。自分の主治医とカウンセラー以外は。
親は「あんたこれからどうするの?」というばかり。
子どものころから私を知る近所のおばちゃんには「学校は行かせなきゃだめよ」といわれ、「それじゃどうしたらいいんですか!」と道端で大泣きしました。
隣の人に打ち明けたら1時間近く、不登校の子を立ち直らせた話を聞かされて説教されました。

もうどうしたらいいのかわからなかった。
誰も信用できないし、それこそ「こんな世界終わればいいんだ」と思いました。
学校へ行かせない親は罪人扱いされて当たり前なんですかね?

学校が怖い

一方、娘は「ママが機嫌悪かったり、勉強しろって言ったら心が傷つくねん。りさはママと楽しくママと遊びたい。友達とも遊びたい」といっていました。

そんな娘が1月の半ば過ぎ、「学校に行く」と言い出したので、学校に電話を入れてから学校に向かいました。
そして校舎が見えてくると、「気持ち悪い、しんどい」と震えだしたのです。そこで引き返したらよかったのですが、「せっかくここまで来たのに」と欲が出て校門まで連れていきました。

「教室には行きたくない」という娘に、学校側は「それじゃいま多目的室は絵本の展示をしていて、気も紛れるだろうから」と親子二人そこに放置されました。
担任は休み時間に慌てて一瞬顔を出すだけで、誰ものぞきにも来ません。2時間目の終わりには娘も限界になったので帰ることに。
すると、下足箱のところでクラスの子たちと鉢合わせしてしまいました。固まっていた娘に「もう帰るの?いいなぁ、ずるい」とクラスメイトはいいました。

帰り道娘はぼそっといいました。

「教室には入りたくない。お友達が遠くなる」
「学校は行かなあかんところなんやろ」


そして、次の日「休むから」。
その一言は今までの休むとは違いました。
私も「もう行かなくてもいいよ」と思いました。

<つづく>
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