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初心者大会「初スマ」でプレイヤーとコミュニティを育てる。

自己紹介

みなさまはじめまして!

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グリーンエナジーマンと申します!
ゲームイベントの主催やスタッフをたくさんやっている「イベンター」です!
本来ならここでいい感じに言葉を並べて自己紹介をしていくんでしょうが、あいにく作文は苦手なので自分がどんなイベントに携わってきたかを並べていきます!

・初心者スマブラ大会「初スマ」主催


・千葉県船橋市スマブラ対戦会「スマッシュクルーズ」主催


・EVOJAPAN2020スマブラ部門スタッフ


・ポッ拳平日対戦会「ぼくらのポッ拳」主催 ※終了

他にも書ききれないほどのイベントを主催したり、スタッフしたり、プレイヤーとして参加させていただいております。ゲームイベントが大好き!

そんな僕ですが、縁あってTonamelのさとけんさん企画の「こみゅリポAdvent Calendar 2020」に記事を投稿させていただくこととなりました!

とても良い機会をいただきましたので、僕が今一番力を入れているイベント「初スマ」からみたゲーム初心者について書いていこうと思います!

「初スマ」って?

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初スマは僕の主催する大会の一つで、コンセプトは「初心者が気軽に参加できる、初心者だけの大会」です!
初心者歓迎の大会や対戦会はたくさんあり、主催の方も初めて参加する人に手厚くしてくださる場所も多いと思いますが、それでも長く続いているイベントだと身内ノリやレベルの高いプレイヤーがいて行くのを躊躇してしまうなんてことがあると思います。
そこでこの初スマでは「初めてのオフ参加、ゲーム初心者だけを集めた大会」とし、参加する敷居をうんと下げた大会としています!

これを始めたきっかけは下のツイートが想像以上に伸びて、やるしかねぇ…ってなったからですね。

プロプレイヤーや有名プレイヤーが何人かリツイートをしてくれて、そこから一気にいいねがつきました。
それだけコミュニティの初心者層が大事ってことですね!
現在では月に1回、VIP前後と未満を交互にやっており派生イベントも含めると20回以上やっている長いイベントとなりました。
このイベントでオフ初参加やゲーム初心者とたくさん出会い、いろんなストーリーを見てきましたので、思ったことを書き連ねていきます。

初心者大会のメリット

まず、初心者ってなんだろう。
コミュニティにおける各層を分けるときによく使われるのがユーザーピラミッドですね。
一番下に初心者がいて、だんだん上に中級、上級、プロと三角形になっていく図です。
今回のカレンダーでもピラミッドを取り上げている人はたくさんいますので本記事では割愛します、CHANGさんのポケカのユーザーピラミッドがわかりやすかったので、気になる人は見てみてください!

ざっくりコミュニティにおける初心者層をまとめると。

・一番プレイヤー数の多い層
・イベントシーンを一番盛り上げる層
・コミュニティの未来を背負っている層

だと思っています、宝物です、ダイヤの原石です。
よく見るのが、プレイヤーが上位層のみになってしまい高齢化が進み、だんだん衰退をしてしまうゲーム。このようなことを無くすために各コミュニティは初心者を増やし育てるために日々努力しているんですよね。
如何に上位層が美しいプレイをしても、それを見て感動する初心者がいなければ盛り上がりはないし、今後新たに美しいプレイを見せてくれるプレイヤーは生まれてこないんです。


初スマはこの初心者層のみ参加することができます。
これって普通の大会や対戦会からすると結構異色なことで、メリットがたくさんあります。

・同じレベルの人と対戦できる
ゲームを長く楽しむ、強くなるために一番必要なのが同レベルのプレイヤーだと思ってます。長時間無理なく対戦できてお互いにダメ出しやよかったところを言い合えたり、仲良くなって別の大会に足を運んでみたり、「あいつが自分より順位が上だった、追い越してやる」なんて、一番身近な壁にもなってくれます。

・同じ目線で試合が見れる。
よくプロの試合を見てると「お互いうますぎて何してるのか、何考えて技振ってるのかわからない」なんてありませんか?
その場のみんなが同じくらいのレベルなら「今のシーンはこうしたかったんだ」「あそこであの技はこれ読みだったのかな」等、理解はしやすいと思います。試合が終わった後も聞きやすいし、理解もしやすいです。
世界レベルの研究結果を見るだけで理解なんて絶対できないですけど、学校のテストを出題者に実際に聞きながら覚えられるんですから飲み込みも早いはず!聞かれた側も自分のやった行動を言葉にして伝えるのは勉強になると思います。

・仲間が増える
ゲームに年齢や実力は関係ないですけど、いざ対戦会に言ったら「強い人に声かけるの戸惑うな…」「あそこの輪に入って対戦してもいいのかな」とか、仰々しくなったり固くなったりって経験ありませんか?
初スマはみんな初心者!そしてイベント初参加がたくさん!同じ境遇で実力も同じくらいならサッと馴染むこともできるはず!
実際の参加者でも初スマから仲良くなって宅オフまでする仲の人もたくさんいます。

初心者同士で横の繋がりが生まれると、プレイヤーも長くゲームを続けることができ、コミュニティの更なる発展にもなっていきます。

初心者の定義、脱初心者はどこから

初スマには明確に基準があり、それを満たすと卒業、脱初心者と認定されます。

・初心者大会優勝、準優勝
・スマメイト(スマブラ非公式のレート戦)レート1600以上
・大型大会の予選抜け
この3つです。

この卒業基準がまぁ色々ありまして、プチ炎上くらいにはなりました()
「初心者ってどこまでのレベルの人を言うの?」っていうお題でまぁそれはそれは荒れました。
スマブラSPには世界戦闘力というオンライン対戦の強さ指数があり、さらにその上位数%しか遊ぶことができない「VIPマッチ」というものもあります。はじめはこのVIPマッチに行ってない人を集めた大会を開催する予定だったのですが「VIPに行ったことはありますがオフでは全然勝てないです」って人がたくさんいたんです。
スマブラのプレイヤー人口、そして層が厚すぎたんです。
VIPに行けない人からすれば「VIPに行ってるのに初心者なんですか?」になるし、上の層からすれば「VIPなんてまだまだ序盤だよ」になり板挟みの存在になってしまっていたんですよね。
その曖昧な層に対して大会の参加権があるのかという事で、主催がこれまた曖昧な表現で参加の判断をしてしまったために大荒れしてしまったと…
そこで周りの友人や実際の参加者から意見を聞き、アウトプット、また意見を聞き修正、再度アウトプットを繰り返してやっと今の基準となりました。

今ではこれがスマブラの脱初心者(初スマ出禁なんて呼ばれ方も)の基準くらいに浸透してくれています。

明確に基準ができたことにより、この壁を越えようと努力するプレイヤーも増え、レベルアップの後押しにもなれたんじゃないかなと今では思っています。

強くなる以外のゲームの関わり方

初心者大会のメリットや、脱初心者の基準など「ゲームをうまくなろう」というアプローチが多かったですが、好きなゲームとの向き合い方はそれ以外にもたくさんあります。

・実況、解説になる
大会ではプレイヤーの対戦もさることながら、実況や解説もそのゲームを大いに盛り上げる大事な存在です。
意外といないんですよ、その場でサッと実況してくれる人()なのでイベントをやる側としてはすごくありがたかったりします。
目の前で起きていることを感情豊かに言葉で表現をすることにより、ゲームのワンシーンに華ができ、視聴者やその場にいるプレイヤーも熱くなりイベントが盛り上がります!

・スタッフをする
学校祭の委員とかをしたことある人なら気持ちはわかると思います。
みんなでこれから楽しむ場所を自分たちの手で作り上げる、そしてイベントがスタートしたときの「みんなが楽しんでくれている!」という高揚感、イベントが終わり後片付けが始まり、1プレイヤーならすぐ帰宅になりますが最後まで余韻に浸りながら、すべての工程が終了し「イベントをやりきった!」という満足感を味わえる。
僕がゲームコミュニティにのめり込んだのはこれがきっかけでしたね!はじめは設営のお手伝いで早めに会場に来るとかでいいと思います、それでこの楽しさに気づいてしまったら…スタッフになりましょう。

・ポスターや名札のイラスト寄稿をする
よく大きな大会に行くとたくさんのかっこいい、かわいいイラストの名札がありますよね、あれも有志の方々の寄稿がほとんどです。自分の好きなキャラクターが書いてあったりするとそれだけで士気がグンとあがりますよね。
また寄稿をする側は、何百枚という名札がたくさんのプレイヤーに使われたり、大きなポスターが会場に飾られていると「自分もこの場を盛り上げる一因になれているんだ」という高揚感があります!

・イベントを主催する
主催はめっちゃ楽しいです!自分のやりたいことを好きなだけ取り入れて好きなように遊べるんですから!
お金の管理や備品管理、会場押さえなどやることはスタッフ以上にありますが、ある意味ゲームコミュニティを楽しむ究極系だと思ってます!
始めは宅オフなど、小さいイベントから初めて行けるのもゲームコミュニティの魅力ですね。

初スマでは固定されたスタッフなどはなく、主催一人で企画運営をしています。ですので毎回ツイッターでスタッフと実況解説を募集しています。
あらゆることの初体験ができるイベントとして、たくさんの人が経験を積める場所になればいいなと思っています。
実際にこの経験を生かして自分でイベントを開いたり、他イベントで実況をしている方も出てきているみたいです!

終わりに

僕自身がそうですが、初心者は何にでもなれます!
よりうまくなってプロゲーマー!ゲームの楽しさを言葉で伝えきる名実況者!縁の下の力持ちスタッフ!新しいコミュニティの一翼を担うイベント主催者!

参加してくれた、スタッフをしてくれた、イラストを描いてくれた、実況解説をしてくれたたくさんのプレイヤーの未来を見てみたいんです!

将来のウメブラ優勝プレイヤーが初スマから現れるかもしれません、公式大会に呼ばれるような名実況者が生まれるかもしれません、誰もが知ってる有名イラストレーターが出てくるかもしれません、EVOより大きいゲーム大会を開く人がいるかもしれません。

そんな先の未来、夢を後押しできるような場所、存在になれるように僕はこれからも初心者大会「初スマ」を続けていきます。

これからも僕は育てる側の人間としてコミュニティに貢献できるよう頑張っていきます、読んでいただきありがとうございました!

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