インベイジョン限定構築について 

2021/9/19に行われる限築杯に向けてなのでその後は役に立つかわかりませんので悪しからず。
20年前はプレイしてないというプレイヤーもカード揃えて盛り上がっているとの事なので、できる限り書いておくと色々な事が理解できると楽しめるかと思い、書き残す事とします。

環境

インベイジョン、プレーンシフト、アポカリプスの3セット
基本知識として多色のカードと色をテーマとしている物が多いです。
現代マジックと違うのは

1.プロテクション
2.クリーチャーの質
3.カウンターの質
4.ドローの質

上記の点はかなり違います。

2マナの熊にプロテクションがバーゲンセールのように付いているのでメタゲームを読み切るとそれだけで走破します。
代表的なのは

ヤヴィマヤの蛮族(プロテクション青)
ガリーナの騎士(プロテクション赤)

となります。

しかしながら、クリーチャーの質はとことん低いです。
カヴーの飛脚というカードを代表例として取り上げます。
4マナ3/3、条件付き速攻…
今なら無条件で速攻付きになってそうなアンコモンですが、ステロイド(今のグルールカラー)には初期ですがメインに2枚、サイドボードに2枚とフルに投入する可能性があったという事です。限定構築ならそれなりの性能です。

それなりがこれなら最高峰クラスは?という話になりますよね。

火炎舌のカヴーが環境定義となると思います。
cip4点。4マナ4/2のボディ。
スタンダードではタフネス4以下のクリーチャーを環境から追い出し、ブラストダームの露払いとして出てきたのを懐かしむプレイヤーも多いのではないでしょうか?
今のスタンダードなら砕骨の巨人がタフネス2以下を駆逐し、活躍している姿を思い浮かべてもらえればわかりやすいと思います。
赤が絡むデッキではこれを見ない事は稀なのでデッキ構築の際には頭に入れて組まなければなりません。ですがジャングルの障壁に阻まれてしまう等の要因もあり、終盤は数を減らしたデッキも出ていたはずです。
カヴーに焼かれない、黒でない、プロテクション赤を持っている等、フィニッシャーとなるものは条件厳しめですが、ありますのでご安心を。

カウンターについては見かけるのは
吸収
蝕み
除外
ドロマーの魔除け
回避行動
神秘の蛇
悪意/敵意

上記でほとんどだと思います。
マナコストを覚えておきましょう。
わざわざ特定のマナを残していることはそのサインとなります。ドロマーコントロール(今のエスパー色)を使う時も考えないといけないですが、最も重要な事はブラフにもなるという事です。3色出せるようにタップイン2色ランドをわざわざ立てたり、ペインランドが何気なく残されていたりすると怪しいな〜と疑う、疑わせる事もプレイングとしてはアリです。
除外は3マナのクリーチャー限定のカウンターなのですが、キャントリップがあるのでアドを取る事ができます。排撃と合わせると戻してカウンターなんて事も。アドアドしくてやられた相手は吐気がしてきます。
回避行動はドメインが良く使います。青マナが残っていなくても砕土から飛んできますので油断は禁物です。最大5マナのマナ漏出なのですが、大体は3〜4マナを要求されると考えるのが妥当かと思います。
神秘の蛇は元祖カウンター内蔵生物。エリマキの神秘家が最近いたので馴染みがありそうですね。排撃で戻してカウンター、なんて事もできるので状況に応じて使い分けます。
悪意/敵意は青黒の分割。4マナで恐怖か否認。この頃の黒のクリーチャーには黒い除去が当たりません。黒はそれだけで除去耐性でした。カード名が敵意/悪意ではないということをこれを書きながら始めて知りました(マリス/スパイトと呼んでいた人多くなかった?)

吸収、蝕み、魔除けがなんでも打ち消せるという事が現代マジックと違うかと。否認?知らない子ですね。プレイアブルなカウンターがこれだけあるので、せっかくのフィニッシャーを打ち消されて負ける事が多かった時代です。スタンダードには対抗呪文もありました。このようなマジックは楽しくないと批判が多かったので、打ち消し呪文の弱体化を図る時代が後に始まり、パーミッションという単語はスタンダードから退場します。

ドローについて

嘘か真か
連合戦略

この2種類がほとんどではないかと思います。

嘘か真か
通称ファクト。当時のドローの8割はこれ。
4マナで5枚捲れるので手札は増えます。
wikiにもありますが、相手が欲しそうなカードとそれ以外と分けるのですが、これがなかなか難しいです。どのように分けても相手は欲しい方を手に入れるので諦めましょう。余計なオマケはつけない事が鉄則です。相手の手札が透けて見えないかなといつも思ってました。どこかに分け方書いてないかなって探したくなる。教えて下さい。

連合戦略
版図(はんと)のドロー
5マナの最大5ドローになりますが大抵は3〜4ドローです。それでもブロック構築ならば化物みたいな強さですが…
ドメインしか入れてないので覚えなくても構いません。打ち消せるのであれば打ち消したいです。破滅的な行為で盤面が更地になってからドローされたり、集団監禁で打点が下がった後にドローされたりします。5枚ドロー2回とか平気でしてきますのでご注意を。今回の大会は当時のスタンダードではないので早積みから5ドローとか再供給とかギトゥの火とか言われないので突然死はありません。
基本は1枚で3枚位ドローできるという事がザラです。コンタクトアザーブレイン?何それ?って感じです。

オマケ
ファイレクシアの闘技場はドロースペルではありませんが黒いデッキから出てきます。ライフと引換に引きます。大体は白黒が死の鷲掴みと併用してきます。ネクロポーテンスとヨーグモスの取引と比較してみると任意のタイミングでは無いので一気に挽回できる爆発力はありません。地味にアドを取って勝つのですが、当時は殴られてジリ貧になっていく姿をよく見たような気がします。

基本的にはスペルが強く、クリーチャーが弱いというのが現代マジックと違う環境です。プレイアブルなドロー、除去、カウンターが豊富にあります。今はクリーチャーの質が高く、全体除去を打つ前にゲームが決まったりする事もザラにあります。
という事なのであれば2:1交換ができるハンデスが強いと思われますが、十二足獣というキラーカードがあります。それはまた別のお話。

マリガン方法とダメージスタックの違いとマナバーンが無い事は言わなくても分かってると思うので割愛します。

意外と長くなったので後のことは別に書こうかと思います。ここの認識が違うという話も大歓迎です。
デッキの事を整理して書けたら見てもらえるのかな?流行りに乗るかw

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