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59. 心強い人生の先輩がいてくれることに、感謝。

久しぶりに刺激を受けた。いや受けたなんてもんじゃない。受けまくってしまった。稲垣えみ子さんである。あの、アフロヘアの、あの元新聞記者の。あの、冷蔵庫を使っていない、電気代が数百円の、稲垣えみ子さんです。

お名前も、存在も、アフロなことも、電気代がすんごく安いことも、なんとなーくは知っていた。多分ネットのニュース記事ってお見かけしたとか、そういう感じの。

先日『シンファイヤー』という本が出た、というのを知って、ふと興味を持って読んでみた。これが初・稲垣さん本。そこに書かれていたのは、私の想像を超える生活だった。曰く、冷蔵庫がなくて、余った野菜は干すかぬか床につけるか。メニューはほぼ毎日一緒だけど飽きなくて美味しい、とか。洗濯機はないけど、今日着たものを手で洗って干すとか。そしてそれが全く苦じゃないとか。いや、この本の真髄はそういうところではないと思うんだが、とにかく私は稲垣さんの生活そのものにものすごく刺激を受けてしまって、他の本も読みたい!とばかりに、ほぼ全部の本を読みまくった。

⚫︎『もうレシピ本はいらない』には、毎日の定番食事(玄米、味噌汁、漬物、プラス1品とか)がいかに美味しいかが書かれており。
⚫︎『家事か地獄か』には、自分で家事をして自立していくことの大切さがとうとうと記され、
⚫︎『人生はどこでもドア』では、え、旅先でこんなことをしてしまうのありなのと衝撃を受け(旅先で日本の生活と同じことをする、というチャレンジ)、
⚫︎『老後とピアノ』では、憧れを憧れで終わらせず、最強の生き方を見せつけられた気持ちになり、
⚫︎『一人飲みで生きていく』でも、あぁわたしもこんなふうに一人飲みの達人になりたいと思わせてもらった。
⚫︎『魂の退社ー会社を辞めるということ』では、会社員時代のワンランク上の生活を目指したという過去に驚き、
⚫︎『寂しい生活』では、節電の始まりから今に続く生活スタイルを身につけていくプロセスが理解できる。

冒頭に「これは、ある都会の片隅で数年間にわたり、人知れず繰り広げられた冒険の物語です。」とあるのだが、まさに、「冒険」という言葉がピッタリの価値観の大どんでん返しだ。海外に住むとか、世界一周するとか、起業するとか、敵を倒しにいくとか、そういうのじゃないけど、本当に冒険といって過言ではない。

とにかく私は稲垣さんの本を次から次へと手に取り、その率直でオープンで、迷いながらも試行錯誤して進んでいく様に惚れ惚れしてしまった。

そして、影響を受けて、私もさっそくやってみた。

ぬか漬けを。
天日干しを。
カドタ式生ゴミ堆肥を。
一人飲みを2回。
近所のカフェに行くを2回。

結論から言おう。
ぬか漬けは今のところ、全く美味しいものができあがっていない。しょっぱいし味が美味しくない。正解が全然わからない。
天日干しはまだ1回だけ。
(ちなみに以前から干し芋をたまに手作りしているので干し網は持っている)
生ゴミはやり始めて3日くらいだけど、虫が飛んできてさっそく困惑している。すでに電動の生ごみ処理機を買おうかどうしようか迷い始めている。
一人飲みはこれまでもたまーにやったことはあるのだけど、1年ぶりくらいにやってみた。1回目の店はちょっとイマイチで、2回目の店はかなり良かった。また行きたいとうずうずしている。

もちろん私は冷蔵庫を捨てる気はない。洗濯だって洗濯機頼みだし、掃除機も手放せない。
だけど、冷蔵庫の中にどんどん消費しきれないものを買ってくる自分に嫌気がさしていたことは事実で。近所に行きつけの店が欲しいと思っていたけれど、なんとなくここっていうのがないままずっときちゃったことを寂しく思っていたし。いろいろ、ドッキリすることが多かった。使いきれないほどのスパイスが家にあるとかさ。

とにかく、稲垣さんが感じた違和感、そして実行してきたことの中には、私が真似してみたいことがたくさんあって。そういうのをちょっとずつ、やっていきたいなと。

それに思い出した。

最近は家族単位の行動が多かったけれど、そうだ、わたし元々、ひとり活動好きだったんだよ、と。ひとりでやればいいこと、たくさんある。最近は気軽に誘える友だち少ないなー、なんて少し嘆かわしく思っていたけど、別にひとりですればいいんだよね。なんでも。

稲垣さんのような心強い人生の先輩がいてくれることに心から感謝、と思ったので、久々にnoteに思いの丈をまとめてみました。

それでは、また♪

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