あの娘の口癖真似たなら...　あの娘の化粧を真似たなら私を愛してくれますか♪♡

2022年12月7日 13:20

ゆう子あい子りょう子けい子まち子かずみひろ子まゆみ…♪

『あの娘』

やさしい名前をつけたこは

愛されやすいと言うけれど

私を愛してもらうには

百年かけてもまだ早い

よくある名前をつけたこは

忘られづらいというけれど

私を忘れてしまうには

一秒かけてもまだ多い

※ゆう子あい子りょう子けい子まち子かずみひろ子まゆみ

似たよな名前はいくらもあるのに私じゃ駄目ネ

綺麗ね可憐ね素直ね比べりゃあのこが天使

妬いても泣いてもあのこにゃなれない私じゃ駄目ネ※

あのこの名前を真似たなら

私を愛してくれますか

あのこの口癖真似たなら

私を愛してくれますか

あのこの化粧を真似たなら

私を愛してくれますか

あのこをたとえば殺しても

あなたは私を愛さない

ゆうこあいこりょうこけいこまちこかずみひろ子まゆみ

似たよな名前はいくらもあるのに私じゃ駄目ネ

綺麗ね可憐ね素直ね比べりゃあのこが天使

妬いても泣いてもあのこにゃなれないまた夜が明ける

(※くり返し)

歌：中島みゆき
作詞：中島みゆき
作曲：中島みゆき

"あの娘"中島みゆき
https://youtu.be/6YtWjFRTg28

２番の、ココからの歌詞が、強烈で圧巻です。

「あのこの名前を真似たなら私を愛してくれますか」
「あのこの口癖真似たなら私を愛してくれますか」

「あのこの化粧を真似たなら私を愛してくれますか」
「あのこをたとえば殺してもあなたは私を愛さない」

「中島みゆき」の作風と違う！

って感じる方が多数だと思われますが...

　彼女の真骨頂なのだ。　

　ある意味、自虐ネタともとれる詩を歌にしてしまう「中島みゆき」のおおらかさを理解できる人は少ないでしょうか…！？

『糸』や『地上の星』や『空と君のあいだに』や『ファイト!』などのイメージを抱くのは...

　平成以後の「にわかファン」と記せば、失礼かも知れませんが...

「SSW : 中島みゆき」を知らなさ過ぎでしょう♪

「あの娘」（あのこ）は、1983年10月21日に発売された中島みゆきの14作目のシングル。

　1983年、この時代は昭和後期、景気も良く空前のアイドルブームだった。
　松田聖子、中森明菜、河合奈保子、小泉今日子、原田知世、薬師丸ひろ子...

　後押ししたのは、『ザ・ベストテン』と言う歌番組だった。

　アイドル歌手の１曲に掛ける舞台セットが半端なくハデな演出で、番組人気を博していた。

　さすがに、聖子や明菜の名は歌詞には見当たりませんが、「ひろ子」は登場しています。

　テレビが、「可愛ければ売れるアイドル」の絶対媒体になっていたわけです。
　だからと言って、当時の女性アイドルの歌が下手だったわけではありません。

　トシちゃん、マッチは極上に下手でしたが...

　そんな背景がありました。